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2019年4月13日土曜日

ブラック企業の社員は特攻隊の隊員と同じだ。

ブラック企業の社員は特攻隊の隊員と同じだ。

ブラック企業の社員は特攻隊の隊員と同じだ


「お前は…いくら何でも、
 それは不謹慎すぎるだろっ!」

とお叱りを受けそうで大変恐縮なのですが、

以下の本を拝見して、
「まさにこれだな」
と感じた次第です。



不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)




=============================

筆者は転職を何度かして
現在は比較的ホワイトな
システム開発関連企業に勤務しています。

時期によりますが
残業もそんなにゴリゴリに多いわけではなく、
休日出勤もほぼ無し。

プライベートもそれなりに充実しつつ、
40歳直前になって色々と
人生のことを考える余裕もある、
というノリです。

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ただ、ひとつ前に勤めていた会社は
ブラックというか、
「ブラックなクライアントに常駐させる系」
のSE派遣会社で、
まあ色々な現場がありまして、


その会社に勤めて最初の派遣先では、
「なるほどぉ!
 これがブラックかっ!」
という闇の洗礼を受けました。


そのクライアントのプロパーではなく、
派遣で入っているメンバーのリーダーA氏が
筆者に最初に宣告したことが以下二点。


一つ、「とりあえず」22時までは帰るな。
一つ、出勤を前提として土曜日は予定を入れるな。


「はぁ!? …まあ …はぁ。」

当時はまだそんなに
世間ずれしていない「若者」で、

また、その派遣先が
特別に変な企業だったわけではなく、
日本で5本の指に入るような
世界的に有名なメーカーの子会社で、

「まあ、そんなもんかなー。」
と思ってとりあえず指示に従っていました。


しかし家内が第一子の妊娠初期で、
悪阻がひどくて入院していたり、
ほんとにどうしようもない状況のプロジェクトで
まあまあ心身共に疲れ果てて。


そのプロジェクトから解放された時は
まあまあ本気で、

「マジでこの会社の製品は絶対一生買わん。
っていうか、
このプロジェクトに関わった社員連中、

全員不幸になって変な死に方しろ。

 そしてこの企業グループ全社、
 爆発して倒産して、

 何十万人って失業しろっ!

と呪いをかけて去りました。

まあ、過去の不幸話、恨みつらみを
ブログで記事にするって、
あんまりイケてないというか、
「超絶ダサい」と思うので、
筆者自身のエピソードはこんなところです。

---------------------------------

さて今回記事の本題

ブラック企業の社員は
特攻隊の隊員と同じだ。



何が同じかと言うと、


冒頭でご紹介差し上げた書籍と、
筆者のエピソード、
また恐らく世の中にあふれる
「ブラック」と言われる状況に共通しているのは、


「無能な上官、上司の
 失敗した時の言い訳、
 アリバイ作りのための
 無用な犠牲」


であるということです。

つまり、
「戦果は芳しくありません!
 だけど〇百人を
 決死の特攻作戦に投入しました!
 だから勘弁して下さい!
 (てへぺろ)」
と、
「すいません!
 納期が守れそうにありません!
 だけど、メンバー総出で
 毎晩22時までやって、
 土日は全員出勤です!
 ここまで頑張っても
 どうしようもなかったんです!
 (てへぺろ~)」
と同じです。


もちろん筆者の意図として、
自分の命と引き換えに家族、
仲間の命が救われるなら、
と自己犠牲をいとわず作戦に従事した
特攻隊員の霊を侮辱するものではありません。

また今でも必死にブラック企業で戦っている、
または志半ばで倒れてしまった、
さらには追い詰められて
「不幸な結果を選択してしまった」人を
馬鹿にしたいわけでもありません。


ただ、本来努力をするべき方向性として、
本当に顧客が満足するサービスを提供するために
労力を費やすのであれば、
それは報われると思うのですが、

馬鹿で無能な官僚気質の上司の
言い訳づくりの材料にされる、

そんな犠牲ってあまりにも
バカバカしいじゃないですか。

---------------------------------


言い様が上から目線のようで
非常におこがましいのですが、

筆者が今回記事で、
皆さんにお伝えしたいこと、
絶対に忘れてほしくないこと、
悩んでいる仲間がいれば
伝えてほしいこと。

以下の二つです。

------------------------------------------

1.
ブラックだと思う状況からは、
ともかくまずは脱出する!

◆転職したら職歴に傷がつく。
つまり履歴が多いと
「我慢ができない奴」
と思われて次の転職に不利。

◆今の職場で責任を果たさないと、
損害賠償を請求される。

◆転職したって結局次の会社も
似たり寄ったりのブラック企業。
なら転職する労力だけ無駄。
今のまま我慢した方がマシ。

◆逃げだすように転職しても
足元を見られて給与がさがって
生活ができないようになるかもしれない。

◆そもそも逃げ出したら、
次の就職がすぐに決まるか怪しい。
収入が途絶えると結局死ぬしかない。

これらの想像は全くの妄想で、
現実にはこんなことはあり得ません。
幽霊を怖がっているのと同じです。

「自分はタフガイだ!
まだ大丈夫だ!」

と思っているかも知れませんが、
ある日突然「糸は切れてしまう」ものです。



ちなみに、
上記筆者のエピソード内で
「闇の洗礼」と感じた宣告をなさった
例の派遣リーダーのA氏は


既にこの世にはいらっしゃいません。
心筋梗塞で他界されました。


「おいおい、
 冗談でもそういうことは…
 あんまり言わない方がよくない?」


いや、これがマジなんです。




しかもお亡くなりになったのが、
お嬢さんの結婚式の翌日。

まだ前日じゃなかっただけ
良かったかもね。


ただ、そんな人生って、
あきらかに不幸です。

死んじゃったら何にもならない。
まずは自分自身の
命、体、そして精神を守らないと。


------------------------------------------

2.
今からなるべく
「そんなに努力をしないで」
お金持ちになれっ!


「…えぇっ!?
 なんの話だよ急に…
 何言ってんだこいつ(笑)」

と笑われるかもしれませんが、
これが結構大真面目な話です。


今筆者もお金持ちになろうと画策しています。
それも出来るだけ努力なしで。

語弊があるのでもう少し詳しく説明すると、
まあ世の中でよく言う「不労所得」なるもので、
少し生活を楽にしよう、
あわよくば引退できればいいなー、
なんて思っています。


で、なぜそんなことを考えているかというと、

色んな国を旅行をしたい!
カッコいい服を着たい!
スーパーカーに乗ってみたい!
別荘でゴージャスなパーティーをしたい!

こういう贅沢も魅力ではあります。



ただ、今本当に筆者が
お金持ちになって実現したいこと
は、こんな感じです。

---------------------------------------

自分の子ども達に

「お金なんてものはただの道具で、
 それそのものが
 命の引き換えになるような
 大それたものじゃない。

 いざとなればお金なんて
 いくらでも稼げるんだから、

 つまらないことにこだわったり
 ありもしないことを怖がって
 体を壊したり
 寿命を縮めるまで働く、
 そんな馬鹿なことは
 絶対にしてはいけない。」

ということを説得力をもって
正しく説明したい。

---------------------------------------

もちろんブラック企業がはびこる原因は
いくつもの要素が複合的に絡み合って、
簡単には解決できない問題ではあります。

ただ、
一つだけ絶対に勘違いしてはいけないことは、
以下のことです。


今会社の中で幹部の職にあるような人々、
バブル世代と言われる人々が
それなりに高給取りで
それなりに贅沢な暮らしを出来るのは、

本人たちの努力、
イヤなことを我慢して我慢して
我慢しきった結果、





ではありません。



経済状況、社会構造が
たまたま有利に働いただけで、
本人らの努力、才能で
得られたものではありません。
(中には本当に素晴らしい人も
混ざっていると思いますが)



そういう世代の常識、
一生懸命頑張って努力して、
我慢すれば収入が増加して贅沢ができる、
というのは一種のファンタジー、
もしくはコメディーです。



いまわれわれ氷河期世代が
前の世代に比べて収入が低迷していのは、
前の世代に比べて努力が足りないから?
もしくは我慢が足りないからでしょうか?
冗談じゃないですよね。

---------------------------------------

そしてそのファンタジーコメディーの犠牲は
私たち氷河期世代ぐらいで食い止めて、
せめて子どもの世代に連鎖させてはいけない。


筆者は自分の子どもに
ちゃんと教育を受けさせて、
出来れば大学にも大学院にも
進学させたいと思います。


ただ、それは

「いい会社に就職したいからいい大学に入る!
そのために必死に勉強しなければならない!」

というような前の世代の常識を真に受けての、
被害の連鎖を生じさせるような理由じゃなく、

お金にならなくても良いから、
本当に人の役に立つような、
人に喜ばれるような研究をしてほしいから。


また本人らが希望するなら
何らかのアーティスト活動みたいなことを
しても良いかも。

これも
「お金にならないから、
生活出来ないから諦める」
というようなことをしてほしくない。

=============================

さて、筆者の愚痴を交えながら、
長々と進めてまいりました
今回の記事はここまでです。

お付き合いいただきまして
本当にありがとうございます。



何か問題があれば
努力を正しい方向に補正する。


これが一番大事だろうと思います。


ブラック企業で我慢し続けることは
申し訳ないのですが、
自分自身も周りの人も、
誰も幸せにできません。


特攻隊で命を無駄にして戦った隊員と同じです。

上官の命令を無視して
敵艦に体当たりせず爆弾を投下して帰還すれば良い。

トライ&エラー
ヒット&アウェイ

で失敗しても、逃げだしても、
何度もチャレンジすればいいんです。


努力をするなら無駄な我慢ではなく、
お金を稼ぐ方向にしましょうよ。


お金はいくらでも稼げます。


2019年3月20日水曜日

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない。

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない。

本日ネットニュースで、
すごく悲しくて、
すごく腹立たしい記事を拝見しました。

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ゴーン氏主導の大量解雇「必要だった?」 
リストラ男性が憤り
https://www.bengo4.com/c_5/n_9173/


日産自動車のゴーン前会長が、2008年のリーマン・ショック後にすすめたリストラ策で雇い止めにあったが、あの時のクビは本当に必要だったのか、正しかったのかーー。

期間工として子会社の日産車体(神奈川県平塚市)に勤め、2009年3月に雇い止めにあった男性(42)が1月29日、東京・霞が関の厚生労働省で会見し、「怒りしかない。説明責任を果たせ」と訴えた。

●雇い止め→生活保護を受けたことも
男性は、日産車体の製造ラインで期間工として半年以上、働いていた。

リーマン・ショックの影響で、日産は当時、グローバルで2万人規模の人員削減をすると打ち出し、実際に大量の雇い止めに踏み切った。男性もそのうちの一人で、現在は無職。雇い止め後はアルバイトで食いつなぎ、生活保護を受けたこともあったという。

会見で、男性の代理人を務める田井勝弁護士は、「仮に経営不振、倒産の危機に瀕していれば、私的な投資損を会社に付け替えられるはずはない。そのような余裕はない。2009年3月時点の解雇の必要性は本当にあったのか」と指摘した。

報道によるとゴーン氏は、自ら私的に抱えた17億円前後もの投資損を2008年ごろに日産に付け替えたとして、特別背任の疑いでも逮捕されている(ひとつ目の逮捕は、金融商品取引法違反の疑い)。

(中略)

田井弁護士は「大量解雇は正しかったのか。日産は、首を切られた労働者にしっかり説明をする責任がある」と述べた。

(後略)

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悲しい。

そして腹立たしい。

読者の皆さんはどうでしょうか。



現実社会ではなかなか声を大きくして
言い出せないかとも思います。



しかし、時には本当に怒りを表現しても
良いのではないでしょうか。


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20年前に2万人規模のリストラが行われた。

リストラされなかった人たちは
こう思っているのではないだろうか。

「職を失わずに給料が継続してもらえて良かった。
 家族、そして自分自身を守れて良かった。」

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またなけなしの蓄えを日産自動車の経営に期待して
株主になった人たちはどう思っているだろうか。

「日産自動車がつぶれなくてよかったよ!
 株主として配当をもらえ続けることができるし、
 またカッコよくて性能が良くて、
 庶民にも手が届く車を作り続けて欲しいな。」

-----

20年前にリストラされはしたけど、
弁護士を立てて訴訟を起こすなんてことをせず、
ただがむしゃらに必死に働いて
リカバリーを果たしている人たちは
どう思っているのだろうか。

「大変だったのは大変だったけど、
 必死に頑張ったおかげで前よりスキルアップしたし、
 またリストラされたらかなわんから
 もっと一生懸命働いている」

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ゴーン氏主導の大量解雇「必要だった?」 
リストラ男性が憤り

男性もそのうちの一人で、現在は無職。
雇い止め後はアルバイトで食いつなぎ、
生活保護を受けたこともあったという。

田井弁護士は「大量解雇は正しかったのか。
日産は、首を切られた労働者に
しっかり説明をする責任がある」と述べた。

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冗談なのか、
悪い夢を見ているのか、
筆者は何となく目が回る感覚を感じています。


リストラされてしまって
弁護士を立てて訴訟を起こすというところまで
思いつめてしまっている人々のことを、
本当にかわいそうだと思います。


多分、一生死ぬまでその境遇から
抜け出すことができないだろうから。


どの面を下げてこんなことを言っているのか。

「 生活保護を受けたこともある 」
というのをさもアンラッキーなように
仰っておられますが、

いや、そもそもその生活保護の原資は
我々のように必死に働いて
いやいやながらも納めた税金で賄われているわけで、

そりゃ、
回復が難しいケガをした、病気になった、
生まれ持って体に不自由があり、
働きたくても働けない、

そういう話なら喜んで助けたいとも思いますが、

リストラされても
首をつらずに生活保護で飯が食えたなら、
「むしろラッキー」だと思ってもらわないと、

必死に働いて税金をまじめに払ってる方からすると、


ちょっとね~!!
ふざけてんじゃねぇの!?


と思ってしまいますよね。

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結局のところ、
こういう種類の人たちは
(注「リストラされた人」ではなく、
20年経ってもグズグズ言い続けている人)

良いことにせよ悪いことにせよ、
何かの原因が自分自身の中にある、


つまり
「自己責任」
という発想が全く持てない人なんだろうな、
と思います。


リストラされたのは一体誰のせいなのか。
もちろん外的要因というのもありますが、

日産自動車の社員が全員解雇か?
というわけではありませんよね。

また、リストラ後20年も経っても
「不幸が継続している」のは
リストラされてしまった人たちが全員?
今でも無職で不幸のどん底?

そうではないと思います。



結局のところ、
・不幸に合わないように防御を高める、
というのも、
・不幸が重なって躓いたとしてもそこから立ち直る
というのも、

自分自身が主体なのではないでしょうか。

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筆者はカルロスゴーン氏を擁護するものではありません。

ただ、客観的な事実として
20年前の日産自動車はリストラが必要であったろうし、
そのリストラのおかげで大変な思いをした人もいる反面、

「かわいそうだけど、
 期間工の人たちに去ってもらって、
 本当に良かった」

と喜んでいる人も大勢いるわけです。


本日の記事のタイトル、

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない。


「コソ泥」
は会社を私物化して
マネーロンダリングを行って、
私腹を肥やした、
というゴーン氏ではなく、


上記の様に

リストラされてから20年もグズグズと、

誰かに助けてもらおうとばかりしている、

主体性のかけらもない、

周りの人間の時間や好意を少しずつ奪って、

感謝の心を微塵も持たない、

どうしようもない人

のことを指しています。



つまり、
カルロスゴーン氏逮捕から3か月、
マスコミの報道の80%
(注:数値は筆者個人の直感です…)
を占めた

・カルロスゴーンのリストラ=極悪非道の守銭奴
・リストラされた人=生活が大変、かわいそう
・株主でもないのに役員報酬が高いだのと
薄汚いヤジを飛ばす外野の野次馬

という論調に、インスパイアされて、
同調、影響されるべきではない。


こういう言い方をすると、
あまりに生々しく、
そして人によっては
毛嫌いをされるかもしれませんが、


あらゆる意味で
「貧しい」人の発想に
引きずられてはいけない。


つまり、くどいようですが、

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない。

そのように筆者は思います。


----------------------------------

当ブログは
「どうすればお金持ちになれるのか」
また、もう一歩進んで、
「どうすれば幸せな人生になるのか」
なんてことを、

僭越ながら筆者自身も改めて考え
皆さんと学びながら
進めていきたいと考えています。

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない




2019年3月9日土曜日

【大阪都構想】「民」が「官」を直に制御する希少なチャンス!

【大阪都構想】「民」が「官」を直に制御する希少なチャンス!


今回記事は4月7日に予定の
大阪府知事、大阪市長のダブル選挙
大阪府府議会議員、大阪市議会議員
に関連して。

ですが、「特定の誰かを応援する」というより、
「我々有権者はどのような視点を持たなければならないか」
「どのような候補者に投票しなければならなか」
という『そもそも論』を皆さんと一緒に考えたいと思います。


【目次】
◆日本の社会は「健全」に成立しているか?
◆我々が腹を立てるべき相手は「官」
「民」が「官」を直に制御する希少なチャンス!
◆本質を考えて投票してほしい

=================================

◆日本の社会は「健全」に成立しているか?

まず大前提として社会は
「政」「官」「民」
の三つ巴の構造で成り立っています。

イメージ図としては以下のような感じ。

政官民の三つ巴(正常)のイメージ図
政官民の三つ巴(正常)のイメージ図


これは大きな単位、つまり
『政』国会
『官』内閣+国家官僚
『民』民間
でも、

小さな単位、つまり
『政』地方自治体の議会
『官』知事・市長+県庁等の役所
『民』民間
でも同じです。

それぞれが互いに監視、コントロールしあって、
バランスが保たれている状態が「健全」な状態です。

(余談)---------------------------------
「あれ?知事や市長、
 内閣の大臣は『政治家』じゃない?」
となると思いますが、
社会の成り立ちの「機能」としては
「官」に含まれます。

本来的な意味で言うと、
行政のトップである知事や市長、内閣を
議会は監視をして時には邪魔をしなくてはいけない。

アメリカは大統領と議会は完全に分離していて、
これがちゃんと機能しています。

ところが、日本は内閣と国会が癒着していて、
実によくない状態です。

これは今回記事では余談、
また別の機会に記事にします。
-------------------------------------

ところが、
今の日本の社会構造は
大きな単位、小さな単位の両方で
以下のような状態です。

政官民の三つ巴(官の一人勝ち)のイメージ図
政官民の三つ巴(官の一人勝ち)のイメージ図


つまり、「官」だけが強力で一人勝ちをしていて、
非常に「不健全」な状態です。

その「不健全」さが招く、
困った状態の具体的な現象が
「右肩上がりの国家予算」
であり、
各種の増税
です。


◆我々が腹を立てるべき相手は「官」

時々政治家がどんくさいことをしでかして
ニュースになると我々は腹を立てたり、
心の中で毒づいたり、
「ざまーみろ」と思ったりしますが、

上記のイメージ図でも分かるように、
我々民間を締め付けて、
しかも無茶苦茶なことをしているのは「官」であり、
本来は日常的に「官」に対して
腹を立てなければならないはずです。

まあ、いきなり喧嘩腰でなくても良いと思いますが…
少なくとも「仮想敵」として見なくてはなりません。

しかし、上記イメージの通り社会のルール上、
「民」が直接「官」を制御する方法がなく、

あくまで「政」を選挙で選び、
「政」の働きによって
「官」をコントロールするしかないのです。

つまり、正しい手続きに則り
「健全」な状態に戻そうとするならば、
「政」をパワーアップする。

この一択です。

これらの方法論は当ブログの以前の
以下の記事をご覧になられれば、
面白がっていただけるかもしれません。

オモシロ日本改造計画 その1 「中選挙区制の復活」
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post.html
オモシロ日本改造計画 その2 「ブラック企業の社長を議員にしよう!」
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post_7.html


「民」が「官」を直に制御する希少なチャンス!

ところが!!!

橋下市長時代から
大阪都構想は色々と周辺の理屈を
あーだこーだと付け加えて
ぼやけた感がありましたが、

要するに
「大阪府庁と市役所の機能を統合して、
 コストパフォーマンスを改善しよう」
この一点であり、つまり、


なんと!

現状全く役に立っていない
『政』に頼らずに!!
『民』によって直接!!!
『官』を制御することができる!!!!

というチャンスが
到来したのです!!!!!

イメージとしてはこんな感じ!

政官民の三つ巴(大阪都構想成立でリベンジ)のイメージ図
政官民の三つ巴(大阪都構想成立でリベンジ)のイメージ図

どうでしょうか皆さん。

大前提として「官」は卑怯者です。
「政」を体よく操り、なんだかんだと理由を付けて、
我々が必死に稼いだお金をむしり取っていきます。

それをコントロールするべき「政」を
ちゃんと選べていない我々有権者の
身から出たサビではありますが。

しかし、この大阪都構想が成立した暁には、
いつもはやられっぱなしの
我々か弱い民間がリベンジをすることができます。

---------------------------

また、さらに重要なことは、
「先例になる」
ということです。

つまり、
頼りない政に頼らずに、
「民」によって「官」をコントロールする
先例ができれば、

いろんな地方自治体で同じことが起こり、
また国政レベルでもいつか実現するかもしれない。

---------------------------

筆者は実はこの件について、
『こうなれば良いなー』
という理想論のではなく、
『こうならないとダメだ』
という必達の姿であると感じています。

自治体が倒産するというのは、
かなり現実に起こりえることであるというのは、
北海道夕張市の前例があるように、
既に常識になりつつありますし、

また「国家規模の倒産」というのも、
ギリシャやその他の国による金融不安等で
既に証明されたものです。




今からかれこれ四年前、
橋下市長時代に大阪都構想の住民投票があり、
僅差で否決されました。

この時誰が一番喜んだのか。



「やったぁぁ!!危なかったー!
 これでダラダラ適当に仕事してれば、
 くいっぱぐれることなく
 定年まで楽勝だぜぇぇ!
 ヒャッハー!!」



と、いい加減なお役所仕事をしている
役人連中が高笑いをしている。


簡単に想像できますよね。


それで良いのでしょうか。
我々民間は青息吐息で絞られ続けているのに。


◆本質を考えて投票してほしい

4年前の都構想住民投票の際、
反対票を投じた知り合いに
「なぜ?」と聞いたことがあります。


『だってさー、
 橋下さんのキャラ?
 物の言い方とかが何となく嫌い』


(°д°;)<…マジデ?


橋下氏がちょくちょく変なことを言っていたのは
認めるところですが、
そんなことって問題じゃなくない?

丁寧な物言いで全く役に立たない政治家や、
我々から搾取を続ける役所が良いのだろうか?


我々にとって、
本当に良い状態とは何なのか。

そしてそれを実現するために
なすべきことは何なのか。


本質的な意味を考えてほしい。


中にはこんな風に感じている人もいると思います。

「東京『都』に張り合ってるみたいで、
 なんかダサい、やめてほしい。」








うん。









そういう事じゃないんだよっ!
頼むから!本質を見てくれ!

2018年12月28日金曜日

金持ちの家に忍び込んだら金庫ではなく本棚を狙え

金持ちの家に忍び込んだら金庫ではなく本棚を狙え

これは

「金持ちになりたいのであれば、
 お金そのものを盗むのではなく、
 金持ちになるための発想、思考法を盗め」

という意味の格言です。


といっても、今回の記事は残念ながら
「金持ちになるための How to」
ではありません。


相も変わらず日産自動車関連のトピックです。

「またかよ…」

とあきれられるかもと思いながら、
ただし、完全に我々自身が金持ちになることと
全く関係がないとわけではなく、

何というか、事件を
「悪人は罰せられるべきだ!」とか、
「お上の言うことには逆らわないものだよ」という
『目の前にある金庫』だけに注目するのではなく、

冷静かつ客観的、俯瞰的に眺めて、
本当に大事なことが書かれている
『本棚を確認する』
ということが必要なのではないか、
と考えている次第です。


======================

ゴーン氏逮捕以降のニュースで見る
周辺にいる人々

例えば
ゴーン氏と直接対決している
東京地検特捜部の皆さん、
はたまた
ゴーン氏に過去リストラされて、
恨み節をぶちまけている人々、
さらには
株主でもない外野の無関係な野次馬の皆さん

彼らの意見、姿勢は端的な表現をすると
ものすごく
「貧乏臭い」
ものばかりであると印象を受けます。


筆者がここまでしつこくこの事件にしがみつくのは、
手前みそながら、一応筆者なりの正義の心がありまして、

このまま貧乏臭い思考に引きずられてしまうと、
悪かった時代の日産自動車に逆行するのじゃないか、
また経営が傾いてどうしようもない状態になるんじゃないか、
という匂いがし、

さらにはこれが日産自動車だけの話ではなく、
「日本全体の閉塞感」
を象徴、濃縮したものである気がしています。


=================

当ブログでは先月から
ゴーン氏の逮捕がらみで
記事を何度か記載しています。

毎回のように
「ゴーン氏を弁護、擁護するものではない」
としていますが、
もう少し具体的に何が目的だったかというと、

「周辺にいる人間がこのことに対して
 どういう考えを持つべきか、
 どういう姿勢でいるべきか。」

ということをあくまで
「筆者の主観、個人的な感想」
で記載したものでした。


不謹慎極まりない、非国民と
お叱りを受けるとは存じますが、

あえて批判を恐れずに直言すると、
以下のように思います。

「資本主義の世界ではゴーン氏こそが正義で、
 その他の周辺でゴチャゴチャ言ってるのは
 既得権益にしがみつく亡霊、
 もしくはそのおこぼれにあずかろうとしている
 物乞い程度の連中である」

と。

-----------------------------

ゴーン氏は確かに聖人君主ではなかったし、
日本の法律に抵触する(と思われる)行為を行い、
逮捕、拘留されています。

これに対して、最近の特別背任で再逮捕された際の記事には
日産自動車内部の関係者のコメントとして
「こんな人がリーダーだったと思うと恥ずかしい」
というようなことが記載されていました。

このコメントについて筆者は別に
「節操がない」「恩知らずが」
というような感想は持ちません。

ただ、このコメントのもとになる思想が
「品行方正に一生懸命努力するのが美徳」
という日本古来の正義
(と支配者が強要してきたもの)
を相変わらず守ろうとしているものだとしたら。

-----------------------------

これに対して、
日産自動車の顧客はどのように思っているのでしょうか。

恐らくですが、

「うーん、多少の悪さをしてても、
 本当に品質が良くて、安くて、
 カッコいい!という車を作って、
 市場に供給してほしい。」

ではないでしょうか。

また日産自動車で働く
本当に頑張っている従業員の皆さんは?

「そうですねー!
 いや、正直無駄なもの、
 生産性の低いものをカットして、
 利益をちゃんと確保して
 我々の雇用、給与を保全してもらって、
 本当にありがたいと思います。」

ってなところではないでしょうか。

さらに、日産自動車の株主は?

「いやー、ほんとに書面で交わした
 契約だけの報酬なら安すぎるでしょうし、
 これだけの成果、
 つぶれかけてたのを立て直して、
 リーマンショックも乗り越えて、
 すごく儲かってるわけじゃん?
 ちょっとくらい悪さをしても
 いいんじゃないのかね?
 短期的には評判が悪くなって
 株価も下がるかもしれないけど、
 長い目で見ればゴーン氏のままの方が
 経営には良いでしょうよ。」

と思っていると想像できます。

-----------------------------

つまり、本当に滅茶苦茶を言います。

国家運営の支配者
(現代の日本では官僚組織)が強要するような
張りぼて、虚像の正義、

またはそれに寄りかかって
実生産性よりも高い給与をむさぼり続けている
バブル世代やその他のコストパフォーマンスの悪い人材。

これらをブルドーザーみたいにガンガンぶっ潰して、
ほんとに頑張って成果を上げた連中、
資金を提供した株主、
期待している顧客に還元してほしい。

それなのに、

東京地検、ゴーン以降の取締役会、
周辺で野次を飛ばしている連中が
悪い時代に引き戻そうとしている。

-----------------------------

我々一般市民が本当に憎むべきは、

ゴーン氏ではなく、

凝り固まった国家運営システムで
既得権益をむさぼり、
不当に富を窃取し続け、
もっと悪いことに
そのせいで日本がガタガタになっていることを直視せず、
「次の世代、次の次の世代が何とかするでしょ?」
と無責任を決め込んでいる
年寄り、エリート連中ではないでしょうか。

さらに我々自身が
そのことに気づかないのか、
気づいていながら尻馬に乗るのか。

-----------------------------

日本という世界の東の果てにある片田舎の
くだらない官僚の考えたことや
古来の風習に従っておけば
とりあえず無難にやり過ごせる、
という目の前の金庫にとらわれるせいで、

本当に大事なこと、つまり
経営、財務状況を健全に保ち、
顧客に優良なサービスを提供し、
優秀な社員に成果に見合った報酬を出し、
資金を提供してくれた株主に還元する。

これらのごくごく基本的な企業経営の方法論が
記載されている本棚の中身を確認することを怠る。


思い返せば

小泉純一郎が
「古い自民党をぶっ壊して政治経済の構造改革を行う」
とぶちあげて高い支持のまま自民党が圧勝した郵政選挙とその後。

橋下徹が
大阪府と大阪市の二重行政のロスや
役人のコストパフォーマンス改善に
血道をあげた改革、大阪都構想。

我々有権者は直感的には
改革を良いことだと気付くことができるのですが、
最後の最後で腰が引けて梯子を外す。

せっかくのチャンスを我々自身が避けている、
つまり、目の前の金庫と本棚とどちらが大事かの判断を
見誤っている気がします。

=============================

12/30追記

ところで、ふと疑問に思ったのですが、
ゴーン氏が再逮捕された「特別背任罪」については、

-----------------------
https://www.mc-law.jp/keiji/26457/
(取締役等の特別背任罪)
第九百六十条 次に掲げる者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は株式会社に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、当該株式会社に財産上の損害を加えたときは、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
-----------------------

だそうです。

で、この「次に掲げる者」の中の三番目に
「取締役」って書いてたので、
まあ、該当しちゃうっていえばしちゃうかもですね。

ただ、「任務に背く行為」ってところが争点ですかね。

「いや、俺まじめに仕事やってちゃんと利益確保してますし!
 ちょろまかした分の何百倍っていう利益を!」

って言うと「うーん。」となるかも。

逆に、今まで会社をこかしてきた無能な経営者は、
一円でも報酬を受け取っていたら
この特別背任に該当する可能性もありますよね。

「お前!赤字のくせに報酬受け取りやがって!
 自己の利益を図って一円損害を増やして、
 任務に背いてる!(無能だから!)」

ってなもんで。


まあ親告罪ではなく、
被害者の有無は問題ではないと思いますが、
ゴーン氏がちょろまかした程度の損害で
誰が迷惑を被ったのか。

というか、今回の記事で記載したように、
日産自動車が元の悪い経営状況に陥ったら、
誰が責任を取ってくれるのか。

=============================

役所のデタラメな公務員体質に唖然! 【橋下徹の「問題解決の授業」 Vol.1】
役所のデタラメな公務員体質に唖然! 【橋下徹の「問題解決の授業」 Vol.1】

2018年12月22日土曜日

某テレビ局の「小選挙区制」の導入を振り返る番組を見て

某テレビ局の「小選挙区制」の導入を振り返る番組を見て

小選挙区制が導入されて24年だそうです。

当ブログで以前以下のような記事を記載しました。

オモシロ日本改造計画 その1 「中選挙区制の復活」

http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post.html

別の記事を書きながら
ボケーっと見てただけなので、
正直全編を正確に理解していません。

なので、上記記事については
「ほら、俺が言ってた通じゃん!」
というアピールではないのです。

が、

「政治家の先生方、何か基本的な姿勢として間違ってないか?」
というのが番組内のコメントを見て感じたことです。

===================

「小選挙区制を導入したら
 与党同士の票の奪い合いがなくなるし、
 緊張感が高まり政治腐敗が改善されるかもしれん。
 しかし、野党に政権を奪われるリスクが高まるぜ!」

というようなせめぎあいが
自民党内にあったんですって。

あのですね。

筆者の個人の独りよがりの考えなので、
正解不正解は分かりませんが…

政治の目的って何ですか?
というところが
全く抜け落ちていないですか?

ということを声を大にして言いたい!

===================

当ブログのおおよその論調は
上記にご紹介したリンクの
当ブログバックナンバーや、
さらに以下の記事

オモシロ日本改造計画 その2 「ブラック企業の社長を議員にしよう!」


でも同様ですが、

「日本を良くしたいのなら、
 というか国家運営の基本方針として
 官僚組織をしっかりコントロールしないと、
 ロクなことにならんのだぜ!」

ということを何度も繰り返しています。


①官は民を法律でコントロールする。
②民は政を選挙でコントロールする。
そして
政は官を国会でコントロールする。

官僚組織をコントロールするのは、
政治以外にないのです。

いま、日本は③が劣弱すぎる。

というより、はっきり言えば
政治が官僚に良いように
踊らされている状態です。

官僚の考えた法案を言い値で成立させて、
国家予算が右肩上がりになっていることが証拠です。

この状況を改善するには、
・国会議員の数を増やす!
・本当に仕事ができる国会議員を国会に送る!
・官僚をゴリゴリにコントロール、リストラする!
これ!!

上記の当ブログのシリーズ記事の中では、
ワタミの渡邉美樹現参議院議員みたいな
ブラック?ダークグレー?と言われる企業の社長を
ガンガン投入しようぜ!

という感じでしたが…


これ、半分冗談、半分本気。

なので半分くらい笑って、
半分くらいまじめにとらえていただきたいのですが、


ゴーン氏を国会に送り込めないものかね?
シャープを立て直した鴻海の社長でもいいです。

「毒を以て毒を制す」で良いのです。

ともかくどうしようもない国家官僚のリストラ、
組織改革が日本の急務である。

筆者はそのように思います。

===================

最後に今回の記事の締めくくりではないですが…

まず、国会議員の役目、目的は
政権を維持継続することではなく、
官僚組織のコントロールなんですよ。
本当にそのことを頼みたい。

そして我々は、
現職の国会議員たちが
「ダメだ、使えない」
と気付き始めたのなら、
もしかすると国会議員のリストラから
始めないといけない、のかもしれない。

2018年12月21日金曜日

東京地検が泣き言を言うのはお門違いも甚だしい

東京地検が泣き言を言うのはお門違いも甚だしい


一昨日のゴーン氏の拘留延長請求を認めないニュース、
さらに昨日の再逮捕のニュースの合間に、
以下のような記事がネットに掲載されていました。

============================

「裁判所は一体…」誤算の検察 捜査への影響必至




 金融商品取引法違反容疑で再逮捕された日産自動車前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)らの勾留延長について、東京地裁が20日、認めない決定をした。東京地検特捜部の延長請求が認められないという極めて異例の事態に、検察幹部からは「ありえない」「特別扱いか」と憤りの声が噴出。再逮捕容疑だけでなく、ゴーン容疑者の会社資金の私的流用疑惑などの捜査にも影響が出るのは必至だ。



 「裁判所は一体何を考えているんだ。ゴーン容疑者は日産にとって今も権力者。外国のトップ経営者だから特別扱いというのか」。東京地裁が勾留延長を認めず、近くゴーン容疑者が保釈される可能性が出てきたことに、ある検察幹部は怒りをあらわにした


 ゴーン容疑者は日産の会長を解任されたが、取締役であり、大株主である仏ルノーの会長職は留任されたばかりだ。さらにゴーン容疑者は逮捕当初から「退任後に受け取る報酬額は確定しておらず、記載義務はない」と一貫して容疑を否認しており、検察側は証拠隠滅の恐れがあるとして勾留延長を請求していた。

============================

「これマジか!?」と
正直恐怖を感じました。

---------

当初「拘留延長請求を認めない」のニュースだけを見たとき
以下の話の筋で記事を掲載しようとしました。

「そもそも裁判所の逮捕令状発行の妥当性の検証、責任は問われるのか?」



ただ、それよりも上記記事で記載されている
検察特捜部の姿勢、考え方が
ものすごくヤバイと恐怖を感じています。

これ、記事内の
ある検察幹部は怒りをあらわにした。
は本当なんでしょうか?

---------

えっと、普通に考えると裁判所は検察とは別の組織で、
かつ、弁護側と検察とを公平公正に見てくれないとダメでーす。

と思うのですが、

上記の姿勢は明らかに
裁判所って検察の味方じゃないの!?
って無茶苦茶なことを言っているようです。

「いや、証拠隠滅、海外逃亡・雲隠れの恐れ無しであれば
保釈金を払ってもらえれば保釈するってルールだしねー。」
って裁判所は原則に基づいて判断しただけでしょうよ。

検察の独りよがりの考え、容疑捏造に付き合わされたんじゃ、
裁判所の存在意義そのものが危うくなる、
というか民主主義の危機ですよね。

冗談じゃない。

---------

ゴーン氏のような大物だから注目も浴びて、
裁判所もちゃんと判断せざるを得ないという状況だと思いますが、

これが我々のような小市民であれば、
どんな扱いをされるか、
自分が被害者になった時のことを想像すると
恐ろしいと感じる。

さらにもっと恐ろしいと感じることは、
「自分は特権階級だ思い込んでいる」
らしい人間の闇です。

-------------

ある程度の権力を持った人間は
ともすればこのように変な風になってしまい、
変になっていることに気づかず、
堂々とキ〇ガイじみたことを言ったり、
態度に表したりするようになる。

時々電車の中などで見る、
会社で役職についているのだろう
偉そうな顔をしたバブル世代のオッサン。

会社の外に一歩出たら偉そうにするのは
おやめなさいよと言いたくなる。

自分自身がああいう風にならないようにするには、
どうしたらいいのだろうか。

================================

官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態 (朝日新書)
官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態 (朝日新書)

2018年12月20日木曜日

いかにも役人という感じがにじみ出ていてシャラくさい

いかにも役人という感じがにじみ出ていてシャラくさい


今朝朝刊の一面に一週間ばかし前に記事にした話の続きが出ていました。

↓↓↓その一週間前の記事
日本の官僚組織の身の程知らずがすごく恥ずかしい。
http://www.hazemixeddays.com/2018/12/blog-post_12.html


この記事の中では
ネットの記事を引用しながら

「公正取引委員会がグーグルやアップルのような
巨大IT企業を規制するだとか頑張るそうですが、
日本の官僚組織ごときが勝負になるのかね?」

というようなことを記載しました。


そして今朝の朝刊、
それなりに格式の高い(?)有名新聞の一面に
以下の様にでかでかと出ていました。

「巨大IT規制 来夏策定」
政府基本原則法改正を視野
ポイントは
・独占禁止法で規制可能だが、
 運用や関連制度のあり方を検討
・専門家による監視組織の創設
・重要な取引条件の開示義務付け
・大規模で徹底した調査で、
 取引の実態を把握
・イノベーションにも十分に配慮し、
 実効的なルールを構築

…だそうです。

多分無理だろうなー。

まあ、ポイントに関しては
あくまでザックリの概要っていうものでしょうから、
あまり具体的なことまでは書けないのは当然でしょうが、


でも、それにしてもあまりに漠然とし過ぎていて、
結局お役人の必殺技「やってるふり」「ポーズ」
で終わるというのが、
目の前に見えているぐらいハッキリと想像できますよね。

ただ、これはお役人だけを責めることもできない。
というのが、
最後の一文からこのポイントが策定された際のシーンが
以下のような感じだと想像されるからです。

==========================

あんまり賢くない国会議員のおじさん「A」
とりあえずやってるふりが得意で
予算獲得に血道をあげている官僚「B」

A「なんか、巨大IT企業ってのは、
すごくあくどいことをやってるそうだねぇ。」

B「そうなんですよ先生、
なんかコッソリ個人情報や検索行動をモニターして、
インターネットで広告を効率的にユーザに見せて、
楽して巨額の利益を上げているみたいですよ!」

A「なんだか、難しいことはよくわからないけどね、
巨額の利益を上げているってのがよくないね。
知り合いの社長がそいつらの下請けで
泣かされてるらしいのだわ。」

B「そうなんですよ先生、
なんか規制しなきゃいけないと思いますよ!」

A「だよね、だよねー!
おれ年取ってるけど結構分かってるでしょ!?
でさ、だけど何?イノベーション?
車が自動で動くだとか、AIだとかさ、
そういうの流行ってるじゃん?
それと何か関係あるの?」

B「そうですねー、先生、
IT企業はそういう流行りものは得意ですねー」

A「だろー?じゃあそういうおいしいイメージの部分は
邪魔しないよーっていう姿勢がいるかもだねー。」

B「そうですねー先生!流石です!
では骨子にそういう一文を入れておきましょうか?」

A「うんうん!そうだね、頼むね!」



B「よーし!これで後は適当に検討するとか調査とか、
規制を実施するための組織を作るって名目で、
またまたサクッと予算ゲットだぜー!
どうせやってみた効果なんか誰も検証しねーし、
規制をかけて困るのはあの連中(IT企業)だしな!」

==========================

さて、現在の様にグローバリゼーションってのがうるさくなく、
国内市場+技術力を背景にした輸出産業で
景気が安定していた時代であれば、

お役所は各種規制によって権益を保持できて、
大企業の皆さんはお役所の尻馬にのって
護送船団方式で保護されていれば経営は安泰、
その利益でもって国会議員を飼い殺しにして、
国会議員は役人に対してガタガタ口を挟む。
という三つ巴の絵面が
それなりにうまく回っていたのでしょうが、


規制緩和と外資の日本市場参入、
グローバリゼーションの真っただ中、
という現在にあっては、
そういうのも通用しなくなっていると
明らかだと思います。

その最たる例が、
かれこれひと月になる
カルロス・ゴーン氏の逮捕の騒ぎだと思います。


筆者はゴーン氏を擁護するつもりも
弁護するつもりもないのですが、


構図としては
ゴーン氏がグローバリゼーションの象徴で、
それに泣かされた旧態依然とした企業や人材、
そして「規制」によって
さらに権益を得ようとする官僚組織が
以前のぬるま湯の日本に戻そうと
悪あがきをしている、
というようにしか見えない。


ただ、今回の記事はタイトルの通り
「シャラくさい」
であり、
そんな悪あがきは上手くいきっこない、
日本なんて片田舎の小役人風情が
Google、Apple、Facebook、Amazonと
勝負になるはずがないとは思います。

ゴーン氏を有罪にでき無さそうな
東京地検と同じ末路になるだろうと。


しかし、問題は
東京地検はとんだ赤っ恥で
反省もするだろうと思うのですが、
この巨大IT規制を取り仕切る連中は、
「やってるふりだけしときゃいいんだよ」
という性根の連中なので、
ほんとに税金の無駄使い、
目的に対して手段が妥当でない、
効率が悪い意味不明な手続きをねつ造しまくり、
ということになり、

我々国民が迷惑を被ることになります。


誰が悪いのか?


そういう官僚「B」を
ちゃんとコントロールできていない
国会議員の「A」さん、
そしてそういう馬鹿な国会議員を当選させちゃう
有権者の「C」さん、

つまり我々自身なのです。

-----------------------------------

こういう国民をなめたような記事が
堂々と一面に掲載されるというこの状況は、
日本という国が本当にヤバい状態であると
感じざるを得ません。

「何とかならんもんかねー」

と一緒に悩んでいただける読者の方がいらっしゃれば
すごくうれしいです。


以前記載した以下の記事をご覧になっていただければ、
「ふふふ、おもしれーなー。」と喜んでもらえるかもしれません。

オモシロ日本改造計画 その2
「ブラック企業の社長を議員にしよう!」
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post_7.html




しかし、ふと思ったのですが、

例えばGoogleが逆切れをして、
じゃあ日本だけGmailとかGoogle Photoとか
有料サービスにしちゃうもんねー
とかになったら、
いつかの待機児童の問題の時の名言ではないですが、
マジで「日本(の官僚組織)死ね!」って感じですよね。

あんまり口汚く言うのはよくないですが…


================================

官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態 (朝日新書)
官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態 (朝日新書)


2018年6月30日土曜日

働き方改革法の成立⇒【誤】非正規雇用の給与Up⇒【正】正規雇用の給与Down

働き方改革法の成立⇒【誤】非正規雇用の給与Up⇒【正】正規雇用の給与Down


働き方改革法が成立してしまいました。

おおよそ1ヵ月前の6/2(土)の当ブログ記事

「賃金格差是正は企業VS非正規雇用の闘いではない。」
http://www.hazemixeddays.com/2018/06/vs.html

にも記載した問題ですが…

本当に反吐が出そうな位気分が悪いです。

この国は本当にどうなってしまうのか。


前回記事

「オモシロ日本改造計画 その3 「日本国株式会社化」」
http://www.hazemixeddays.com/2018/06/blog-post.html

では投資対象(納税対象)として不適格な国に
なりつつあるという表現をしました。

本当にダメになる前に小銭を稼いで、
少しでもマシな国に移住したい。

マジで憂鬱になってしまいます。

2018年6月9日土曜日

オモシロ日本改造計画 その3 「日本国株式会社化」

オモシロ日本改造計画 その3
「日本国株式会社化」


オモシロ日本改造計画として
当ブログで以下のような記事を掲載しました。

オモシロ日本改造計画 その1 「中選挙区制の復活」

オモシロ日本改造計画 その2 「ブラック企業の社長を議員にしよう!」

オモシロ日本改造計画 番外「東大は恋愛のテクニックを教えてくれないのか?」



この中その2の次回予告で
掲題の「日本国株式会社化」を
皆さんと一緒に考えたいとしていたのですが、

あまりにも実現可能性がないので
「 もういっかなー 」と
闇に葬ろうとしていたのですが、

昨日地元の市議会議員の市政報告会に顔を出し、
「 うんうん、なるほど 」と
ためになる話も聞けて、
やっぱり記事にしようかなと。

-------------------------------------

その市議会議員の市政報告会、
冒頭の小話(?)にて。

「 皆さん、日常のランチ代、いくらぐらい?500円?
  そのランチ、どのくらいチョイスに悩みます?

  月額1万円~1万5千円。

  住民税と所得税、
  同じ位かそれ以上払ってると思いますが、

  ランチ代と同じくらい税金の使い道を悩んで欲しい。

  つまり行政がどんな使い方をしているか、
  ちゃんと監視して欲しいです。 」



そう!それなんですよ!


5月末の給与明細に、

去年の年収を元にした今年度の住民税の額を示した
例の紙片が入っていましたが、

今年度の定期昇給分の額と
住民税の月額の増額分が
全く同じ。



「 う~ん … っとねぇ…



  なめとんかっ! 」

(『アウトレイジ最終章』のピエール瀧風)

-------------------------------------

いや、まあね、

しょうがないんですよ。

払わないといけないものは
払わないと。

しかし、ちょっと腹は立つね。

「 税金払うために
  一生懸命働いてるんと
  ちゃうんじゃい! 」

と。


しかし、どうでしょう。

今回は特に節目で、
たまたま給与明細、
住民税の税額改定の紙片を
合わせて見たので
特に気づいて特に腹が立ったのですが、

ごく当たり前の日常の中で税金を納めているという意識、
その使い道に対する興味はどの程度でしょうか。

冒頭の議員の小話の様に、
ランチ代について少しでも
コストパフォーマンス良くしようと
頭をひねってるレベルよりは低いですよね。

-------------------------------------

そこでこの

「 税金の使い道についての意識 」

を改善する方策が今回のテーマ、

(若干の論理の飛躍は否定できないのですが、)

「 日本国株式会社化 」

です。

===========================

まずは以下のような位置づけで

政・官・民を整理したいなと思います。

◆政(政治家):
 日本という会社の取締役。
 株主総会で選出される。
 株主からの出資金を元に事業を行う。

◆官(行政):
 日本という会社の従業員。
 顧客に対してサービスを提供する。
 幹部は執行役員ってなところでしょうか。

◆民(株主):
 日本という会社の顧客であり、
 また同時に株主。

上記に合わせて、
「選挙」が「株主総会」となります。

-------------------------------------

さらに重要なところで、

これを言うと非常な問題になると思いますが、

あえてご提案差し上げると、

有権者一人一票ではなく、
株主総会の票と同様に
納税額=投票の重みとする。


「 出たよ。
  この金持ち優遇格差拡大
  マシーン鬼畜野郎がぁ。 」


いや…そこまで言わんでも…

-------------------------------------

ただ、どうでしょう。

年間100万円税金を納めているお金持ちの意見でも
年間10万円税金を納めている中流の方10人の意見と
重みは同じなので、

必ずしもお金持ちの思い通りになるとは限らないと思います。

それに、頑張って働いて
(もちろん働き方の種類が
 一般とは違うと思いますが、)
顧客にサービスを提供して、
従業員に給料を払って、
なおかつ利益を出して
年間100万円も税金払ってる
そんな立派な人なら、

その人の意見を重くしてもいいんじゃない?
とも思いますし。


さらに、ほんとはもっと税金を納めなきゃいけないのに、
法律違反をして、またはすれすれをすり抜けて
納税額を低く抑えているような人も、

上のような仕掛けなら
「 うーん、それならもうちょっとちゃんと
  税金納めようかな? 」
って気にもなるかもしれませんよね。

-------------------------------------

世の中の税金をごまかしている人たちの心理として、
強欲でもっと自分が自分で使えるお金を確保したい、
という心理もさることながら、

もしかすると、

「 学校の勉強が得意だったっていう程度で、
  ちゃんとしたお金の使い方、
  事業の在り方も何もわからん小僧と、

  選挙の人気取りのためだけに
  いい加減なことばっかり言ってる
  しょうもないおっさん、おばはんに、

  血反吐の出るような修羅場くぐって稼ぎ出した
  大事なお金を預ける気には到底なれんな。 」

という気持ちがあるだろうと想像できます。

-------------------------------------

何にせよ、

「 自分が出資した資金(納めた税金)について
  託すに値する取締役(政治家)を
  株主総会(選挙)で選任する 」

と明確に意識することで、
当ブログの過去記事

でも記事にしたように、

「 柔道だけは得意です! 」
「 歌って踊ることができます! 」
なんて、超絶くだらない国会議員を
誕生させることもなくなるでしょうし、

官僚の言い値でジャバジャバ垂れ流すことなく、
本当に自分の納めた税金を
無駄なくコストパフォーマンス良く使ってくれる、
そういうことに期待が持てるような
まともな国会議員を選ぼう!

ということになるのではないでしょうか。

-------------------------------------

「 ちょっと待った。
 
  そうするってえと、
  もしかして外国人納税者にも
  選挙権を与えるのかい?

  株式会社化するってなると、
  ほんとに『外資』に乗っ取られる、
  ってなことにもなるんじゃないの? 」

仰る通りだと思います。

それでも良いと思います。


「 この売国奴が! 」

と怒鳴られると思いますが、

日本人全体の納税額より、
中国籍の人の納税額が上回る、
なんてことになったとしたら、

それはもう中国に乗っ取られても
しょうがなくないですか?

鴻海に乗っ取られたシャープの様に、
くだらない従業員(行政)を
無慈悲にバンバンリストラして、
日本の財務体質を改善して黒字化する。

それもありだと思います。

何だったらニッサンのカルロス・ゴーンみたいに、
国会議員も外国人でも良いかも。


一度中国人なりに乗っ取られて、
差別の中で泥水をすするような
どぎつい労働を強いられ、
悔しい思いをする。

それがイヤなら一生懸命働いて、
一生懸命税金を納める。


ほら、税金を納めることに対する
モチベーションが上がってきませんか?


これで上がってこないなら、
もう出資先を変える、
つまり移住ですね。



2018年4月22日日曜日

オモシロ日本改造計画 番外「東大は恋愛のテクニックを教えてくれないのか?」

オモシロ日本改造計画 番外「東大は恋愛のテクニックを教えてくれないのか?」

前回の当ブログの記事

「オモシロ日本改造計画 その2」
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post_7.html

の最後に予告として
「 次回は多分実現は無理だけど、
日本国株式会社化を
皆さんと一緒に考えたい 」
としていたのですが、

今巷で沸騰中の事務次官のセクハラ問題周辺を
皆さんと一緒に考察したいなと思い立ち、
今回の記事としました。

・セクハラを受けた(とされる)女性記者の問題
・麻生大臣の問題
・事務次官の問題

この問題、皆さんはどんな風に見えていますか?


※あらかじめお断りしておきたいのですが、
筆者はセクハラについて良しとするものではありませんし、
セクハラを行った(とされる)事務次官を擁護する気は
毛頭ございません。

ただ、客観的に状況を整理して、
問題の本質は何か、
ということを今回整理したいと考えています。

==============================

<疑問1>
女性記者はなぜ精神的苦痛に対する損害倍書を求める民事訴訟、
または強制わいせつ等に関する刑事訴訟ではなく、
報道することを希望したのか?

-------------------------

当然女性の立場からすると
自身が辱められたことを訴え出て、
周りの人に知られるのが怖い、
または裁判の中で状況確認のため再度辱められる
「セカンドレイプ」
が恐ろしくて訴え出ることができず
泣き寝入りをしてしまう、

ということが往々にしてある、
女性がかわいそうだ、
ということは十分理解できるのですが、

そうであれば、
「 報道したい 」
というのは論理的に
矛盾があるのではないでしょうか。

-------------------------

自分自身の精神的苦痛の損害を回復する、
または刑事責任を問うて役職を解任させる等ではなく、

「 報道によって事務次官に対して社会的制裁を受けさせる 」
という考えであれば、かなり乱暴な話になります。

これは法律、ルールに基づかない
「 私刑・リンチ 」になり、
「 マスコミ 」というパワーの濫用と言えます。

つまりは、
権力を笠に着てセクハラを行う事務次官と
やっていることは同じと言えるのではないでしょうか。

-------------------------

こういう言い方をすると、
「 女性は物理的な力も、社会的な立場も弱い。
多少の超法規的な措置によって守られるべきだ! 」
というようなご批判を受けるかもしれませんが、

マスコミに所属している方は
男性だろうが女性だろうが弱くない。
弱くないどころか、
どこぞの国の「 カリアゲ野郎のハッタリ核ミサイル 」の
何倍ものパワーを持っていると言えます。

「 ペンは剣よりも強し 」ではないですが、
マスコミというパワーは
それこそ日本国の総理大臣、アメリカ合衆国大統領、
その他の権力者の首を飛ばすくらいの破壊力があるためです。

-------------------------

また、マスコミのパワーは、
その破壊力よりも上記に記載した
「 私刑・リンチ 」である、
ということがもっと恐ろしいと思います。

刑事にせよ民事にせよ裁判では客観的な証拠、証言に基づき
事実を整理して裁判官によりジャッジされますが、
「 私刑・リンチ 」というものは
本当にやったかどうかが分からない状態で、
社会的に制裁を受けて「 抹殺 」される。

これはつまり、
証拠も何もないのに
「怪しいから」
という理由で市民を拘束することが許されていた
戦前戦中の特別高等警察と同じであり、

極論をすればその矛先が
いつ何時あなたに向けられるか分からない、
というものです。


マスコミのパワーによる被害ということについては
松本サリン事件の河野さんの例が分かりやすいと思います。
「wiki/河野義行」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E7%BE%A9%E8%A1%8C


まあ、この事務次官に関しては、
「 火のない所に煙は立たぬ 」
ではあると思いますが。

==============================

<疑問2>
女性記者はなぜ問題発言を録音することができたのか?
また公になったいきさつは?

-------------------------

「 新聞記者だから常にボイスレコーダーで録音している 」
と言われればそれまでではありますが、

ごくごく一般的な感性で状況を類推すると
以下の様な筋書きになるのではないでしょうか。

①さしもの財務省事務次官と言えども、
まさか初対面、または初めて1:1で会食する女性に
セクハラ発言を連発しまくりはないだろう。

②つまり、事務次官と女性記者は少なくとも
2回目以降の会食だったと類推できる。

③「はっはーん、この事務次官、
何か毎回セクハラ発言しやがるな」
と傾向を読み、会話を録音した。

④この録音内容を報道すれば大スクープになる!
と思った。

⑤だけど相手は財務省の事務次官でしょ?
とビビった上司が握りつぶした。

⑥(何に対してだかは知らんけど)
腹の虫が収まらない女性記者が
こともあろうに競合他社の週刊新潮に
ネタを持ち込んだ。

-------------------------

事実であるか否かは定かではありませんが、
以下のような記事があったので抜粋でご紹介します。

ハフィントンポスト
2018年04月19日 01時12分記事から引用
https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/18/tv-asahi_a_23414419/

●1年半ほど前から取材目的で会食、その度にセクハラ発言
テレビ朝日の篠塚浩報道局長によると、女性社員は1年半ほど前から取材目的で福田氏と1対1で会食をしていた。その度にセクハラ発言があったことから、自らの身を守るために会話の録音を始めたという。

女性社員は、セクハラの事実を報じるべきではないかと上司に相談したが、上司は「放送すると本人が特定され、いわゆる二次被害が心配される」ことなどを理由に「報道は難しい」と判断。

女性社員は、「財務次官という社会的に責任の重い立場にある人物による不適切な行為が表に出なければ、セクハラ行為が黙認され続けてしまうのではないか」という強い思いから、週刊新潮に連絡。同誌の取材を受けたという。

-------------------------

・身を守るとはどういう意味なのか?
また身を守るために会話を録音するのは妥当な方法か?

・セクハラの事実を報道するのはどういう意図なのか?
一段落目の「身を守る」と矛盾があるのではないか?

・セクハラ行為の黙認を防ぎたい、という思いと
マスコミにリークするという行動は整合が取れたものか?
本来は訴訟を起こすべきではないか?



私が今回の問題で最も疑問に感じるのは、

こんなに論理的な不整合だらけの話の筋書きを
天下の朝日新聞の記者がまじめな顔で語ったのか?

というところです。 
もちろんこの記事の書き方、
要約の仕方の問題もあるとは思うのです。


本当に言い方が悪いと自覚しています。
ご批判を受けることは重々承知しております。
被害を受けられた女性記者が悪い人だとも言いません。


しかし、あえて言わせてもらうと、
今回のこの話だけは、なんとなくですが、

「 示談金目的で痴漢冤罪を仕掛ける
  『 ヤカラ(※) 』の話 」

程度の「 レベルの低い話 」に思えてなりません。

※ヤカラ
… 関西弁で「やくざや不良など、理不尽な言い分を押し付ける人」。
標準語で言うところの「DQN」的な感じ?

-------------------------

もっとはっきり言ってしまえば、

「 いやー、要するにスクープのネタが欲しくて、
  ハニートラップを仕掛けてやりましたよ!

  財務省の事務次官ともあろう方がまんまと
  引っかかるもんだから驚きました。

  ところがうちの上司ときたら
  マスコミという役目を顧みずに、
  相手が財務省の事務次官だってんで
  ビビッて握りつぶしやがるから、
  腹いせに週刊新潮に持ち込んでやりました!

  どいつもこいつも、ざまー見ろです!
  だらしのない野郎どもに
  けりをくらわしたようで、
  すごく気分爽快です! 」

とハッキリ言ってくれれば、

「 あー、そりゃ大したもんだ。
  マスコミ相手に脇の甘い事務次官が悪いわな。
  握りつぶす上司も上司だしね。 」

と逆に拍手喝采にもなると思うんですけどね。

それを
「セクハラ問題の改善につなげたい」
だの何だのと綺麗事を言うから、
話の筋書きがかみ合わなくなる、
そんな感じだと思います。


==================================

<疑問3>
麻生財務大臣はマジか?

-------------------------
テレビ朝日の今回の問題に関する抗議文について、

「 もう少し大きな字で書いてもらった方が、
見やすいなと思った程度に見ました 」

だそうです。

いや、私も当然これが冗談で言っているというのは分かりますよ。

会話の中で冗談の一つも言えないのであれば、
人気も出ないというのも理解できます。

しかしねー、
程度によりますよ。

まあその後に
「 会社としての正式な抗議だから
しっかりうけとめなければならない 」
とは、おっしゃられたようですが。

-------------------------

冗談を言うべきでないシーンで
冗談を言っちゃうのは
セクハラ発言をしてしまうのと
根源は同じように思えます。

つまり、

「 空気が読めていない 」。


これは本当に難しい課題で、
空気ばっかり読んでいて
本来達成すべき大きな目的を見失うようでは
政治家としては失格でしょう。


しかし、

◆空気が読めない

◆空気を読まない

◆空気は読めなくはないんだけど、
 いつもそれに従うわけではない

それぞれ意味合いが違いますよね。

この麻生大臣ってのは大丈夫なんでしょうか?

ガチで「 空気が読めない人 」なんだとしたら、
ちょっと怖いですよね。

-------------------------

筆者としては、

この発言を行うに至った記者の質問に対しては、

・事務次官を解任しなければならない問題であれば解任するし、
刑事責任を問われるような状態であれば、一旦解任、
有罪判決が出れば懲戒解雇ですよ。

・任命責任を問われるとすれば、私は次の選挙で落選しますよ。

議席にしがみつくわけじゃないけど、
本来私のしなきゃいけない仕事を全うできているか否か、
その判断をするのは有権者であって、
諸君らマスコミではないし、
ガチャガチャうるせー野党議員でもない。
問題があれば選挙で失職するだけの話です。

と原則を元に堂々と言い切れば良いんじゃないのかね?
と思います。

==================================

<疑問4>
東大は恋愛のテクニックを教えてくれないのか?

-------------------------

筆者はあまり頭が良くもなく、
東大のすごさも実はよく分からない、
という程度の学歴でしかないので、
よく知りませんけどね、

東大っていうところは
恋愛のテクニックは教えてくれないですかね?
(嫌味)

今回の事務次官もしかり、
新潟県知事もしかり。

-------------------------

しかしね、これは半分冗談、半分まじめな話です。

というのも、
少し前に在中国日本大使館の職員が
ハニートラップに引っかかって自殺した、
という事件がありました。

「上海総領事館員自殺事件」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E7%B7%8F%E9%A0%98%E4%BA%8B%E9%A4%A8%E5%93%A1%E8%87%AA%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6


また、少し意味合いは違うかもしれませんが、
約15億円横領の「アニータ事件」なんてのもありましたね。

「青森県住宅供給公社巨額横領事件」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%A3%AE%E7%9C%8C%E4%BD%8F%E5%AE%85%E4%BE%9B%E7%B5%A6%E5%85%AC%E7%A4%BE%E5%B7%A8%E9%A1%8D%E6%A8%AA%E9%A0%98%E4%BA%8B%E4%BB%B6


上記の問題の人たちが全員東大ってことではないのですが、
何だか知らんがだらしがねーなー!
ってなってしまいますよね。

筆者は恋愛のテクニックなんてものに詳しくはないですし、
いざハニートラップを仕掛けられたら
かわす自信もないので
人のことを偉そうに言えませんけどね。


我々SEは情報資産保護関連の講習を
毎年受けるというのが慣例になっていますが、

それと同じように
国家官僚の皆さんは税金使ってもいいから
ハニートラップのかわし方講習とか、
恋愛テクニック講習なんてのを
やってもらった方が良いんじゃないでしょうかね。

うっかり国家機密を漏らしたとか、
うっかり何十億も横領されたら、
たまったもんじゃない。



==================================

今回の記事で皆さんと一緒に考えたかったこと、
もう一度振り返ると

◆セクハラを良しとするものではなく、
 福田事務次官を擁護する気はさらさらないが、
 朝日新聞の女性記者の方もいかがなものか。
 もうちょっと世論がすんなり納得いくような
 話の筋書きを事前に考えられんもんかね。


◆麻生大臣はもうちょっと頑張れ。
 色んな意味で。


◆福田事務次官をはじめ、
 東大等出身のエリートのお歴々は
 もうちょっと脇を締めてほしいもんですな。

…っていうか、
 日本をよくしなきゃいけない!
 っていう立場の政官民のそれぞれで、
 「 何をやってんだ!? 」
 と歯がゆい思いをしているのは
 筆者だけではないと思います。
 もうちょっとしっかりしてくださいよ。

 依然として世界、日本は不安定で
 経済はガタガタです。

2018年4月7日土曜日

オモシロ日本改造計画 その2 「ブラック企業の社長を議員にしよう!」

オモシロ日本改造計画 その2

当ブログの前回記事

オモシロ日本改造計画 その1
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post.html

では国会議員の選挙を中選挙区制に戻して、
「 どうせ、投票行っても同じ 」
から
「 ひょっとすると、投票行く意味あるかも…?
  ↓
  いや、絶対行かなきゃだめでしょ? 」
と変化させて、

もしかすると本当に国民のために働いてくれる
国会議員を国会に送り込むことができるかもしれない、

また多少の飛躍がありますが、
自分自身が立候補することも
無駄ではないかもしれない、

という状況にしましょう、

ということを
皆さんと一緒に考えてみました。


そして最後に以下のような疑問、懸念を
今回の記事で一緒に考えましょうと
お約束いたしました。

----------------------------------------------------

「 そもそも中選挙区制にして国会議員の定数が増えて
歳費が増えるのは気に入らねーな 」

「 じゃあ、どんな候補者を当選させようか? 」

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ではでは、早速進めて参りましょう。

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【一つ目】

「 そもそも中選挙区制にして国会議員の定数が増えて
  歳費が増えるのは気に入らねーな 」

について。


前回の記事の冒頭でお伝えした通り、
今の日本をよくするために必要なのは、
要するに、
「『政』をパワーアップする!!」
であるとお伝えしました。

このパワーアップには
ある程度コストがかかると想像しています。

つまり、

①今国会でダラダラやっている役に立たない
おじさんおばさんをガラッと入れ替えたいけど、
日本的しがらみで一気には変えられないから、
中選挙区制にして2位、3位当選で、
本当に役に立つ人材を国会に送り込む。

②そもそも頭の切れる、相当な組織力の
官僚集団をコントロールするために、
国会議員の頭数が圧倒的に足りない。
(ほんとは秘書が頑張るはずなんだけども、
政治家が正しい目的でやってないから機能してない)

というような理由です。

なので、選挙区の区割りは今のままで、
当選人数を単純に増やす、
というのが想定です。


ある程度時間がたって、
官僚組織の上層部が正しい目的を理解して、
政治家の側に立って仕事をするようになれば、
国会議員の定数を減らしてもよいでしょうが、

しばらくはコストを投下して
官僚組織のコントロールの仕組みを
構築する必要がある
と思います。


「 えぇ~?気に入らねーなー!
  またぞろ金のかかる話じゃねーか! 」

と、おっしゃられる気持ちもよく分かるのですが…



----------------------------------------------------

さて、では一体、
どの程度のコストがかかるのでしょうか?

結論から申し上げますと、
議員一人を働かせるコストは
ザックリ年1億円だそうです。
(議員報酬だけではなく、
秘書代等の必要経費込みで)

「 高~くない! 」

そう、
国家予算の規模から比較すると、
屁みたいな額です。
マジで。

上記について参考にさせていただいた
面白いお隣さんブログの記事があったので
ご紹介したいと思います。

--------------------------------------------

「じじろぐ」
国会議員の給料に税金が年間いくら使われてるか徹底的に調べた!
http://asean-info.net/jijilog/17041301-salary-of-diet-member/

--------------------------------------------

この「じじろぐ」さんの記事の中でも
ご説明いただいているのですが、

国会議員の定数を削減して、
「自身の身を切る改革!」
とか標ぼうしている議員がいますが、

はっきり言って言語道断、
無能以外の何物でも無いです。

これは要するに官僚組織をコントロールするための
国会機能を弱体化させようとするものであり、

(うがった見方をすると、
ちゃんと国会としての責任を果たせない責任を
定数を削ったからという言い訳にしようとしている
というような邪推までしてしまいます。)

むしろ

「 いま国会は人手不足です!
議員定数を4倍に増やしてください!

その代わり頑張って官僚組織と戦い、
行政の業務を効率化して余剰人員を削減し、
(要するに行政のリストラを行い)

国家予算を20%削減して、
税気を安くします! 」

と言って欲しいものです。


衆参両院で現在ザックリ年間1000億円程度の
国会議員歳費を4倍の4000億円にしたとして、

国家予算歳出を20兆円削減できるのなら、
全然ソロバンは合うように思えます。

=================================

【二つ目】

「 じゃあ、どんな候補者を当選させようか? 」

について。

結論から言います。

ブラック?企業
(ただし、しょうもない企業ではなく、
社員を殺さず生かさずみたいな経営方針で
ちゃんと収益が上がっている企業)
の社長みたいな、
実業家出身の国会議員を
いっぱい当選させて国会に送り込むのです。

「 えええ!?
  あんた何言ってんの?
  変な日本になっちゃうじゃん! 」

--------------------------------------------

本当にそうでしょうか。

我々有権者は国会議員に対して、
クリーンなイメージを求める傾向にあるように思えます。
(差別で言うのではないですが、特に女性の有権者)

さわやかで、イケメンで、
不倫なんかせず、
贈収賄なんかとも無縁で。

とか、

スポーツの世界で頑張って、
いい成績が取れて有名人

とか。


しかし、くどいようですが、
我々国民、有権者が国会議員に求めるべきは、
強力で頑迷な官僚組織との
血で血を洗う抗争に耐えうる
気概、体力、知能等を備えた人材です。




--------------------------------------------

ブラック企業の社長ってだけで
多少ビビッてしまうかもしれませんが、
その刃はあくまで官僚組織に向かうもので、
国民、有権者に向けられるものではありません。

つまり、こんなイメージです。
(あくまでイメージなので現実かは置いときます)

2018年4月7日現在、
自由民主党所属参議院議員の
渡辺美樹氏。
言わずと知れたワタミグループの創業者。
ブラック企業とそしりを受けることも多々。

こんなセリフを言ったとか言わないとか。

「 365日24時間、死ぬまで働け!



  てめー!聞いてんのか!?

  
  ぼけーっとふんぞり返ってやがる
  そこの官僚!! 」

--------------------------------------------


元有名ダンスユニットに所属していて、
歌って踊れる国会議員。

…官僚相手に戦えますか?



オリンピックで2度、世界選手権で7度金メダルを獲得した
元格闘技系のアスリート国会議員
(当選時に「これから勉強させてもらいます」)

…官僚相手に戦うって言っても、
物理的に戦ってどうする!?

--------------------------------------------

天海祐希主演ドラマ「女王の教室」より

…だそうです。

「 やっぱりそうじゃん!
  変なのを国会議員にしたら
  絶対ヤバいじゃん! 」


すいません。正直にいうと
筆者は上記の画像の
ドラマを見ていなかったので、
前後の文脈は分からないのですが…


このセリフの中の

「 特権階級の人たち 」

とは吹けば飛ぶような
操り人形の国会議員ではなく、

操り人形を操作している
官僚集団のことを指している。


筆者はそのように理解しています。

--------------------------------------------

変な国会議員が独裁者になるのが怖いのではなく、

実は既に集合体としての官僚組織が日本を独裁している、
そしてそのことに気づいていないことが怖い。

「財務官僚が公文書を改ざんした。」
「防衛官僚が公文書を隠ぺいした。」
というのが平然とニュースのヘッドラインに出るたびに

そのように思います。

=================================

次回、当シリーズ
オモシロ日本改造計画
の最終回になります。(たぶん)

次回はたぶん実現不可能な計画について
皆さんと一緒に考えてみたいなと思います。
(ここまでもかなり無理がありましたが…)

キーワードは
「日本国株式会社化」
です。

2018年4月1日日曜日

オモシロ日本改造計画 その1 「中選挙区制の復活」

オモシロ日本改造計画 その1


当ブログの前回記事

銃声が響くことのない静かなクーデター その2
http://www.hazemixeddays.com/2018/03/blog-post_28.html

では以下のようなことが現在の日本の問題ですとお伝えしました。

----------------------------------------------------
政、官、民

が三つ巴で監視、制御することで
健全な状態が保たれなければなりません。

つまり、

①民(国民)が選挙により政(政府)を監視、制御する
②政(政府)が立法により官(官僚)を監視、制御する
③官(官僚)が法律により民(国民)を監視、制御する

ところが、現在の日本では②がほとんど機能していません。
----------------------------------------------------

これについて、今回は
オモシロ日本改造計画 その1
として、どうしたら
多少なりとも日本が良くなるのか、
を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

=============================

上記の前回提起の課題の通り、
要するに現在の日本の状況は「政」の力が弱くて
「官」が好き勝手にやっているということが問題だと思います。
(もしかすると国民性由来の先天的な病気かも、とも思います。)

つまり、課題を解決しようと思えば、
「『政』をパワーアップする!!」

この一択です。



超簡単!!



…なのですが、
この「政」のパワーアップの方法論、
これがなかなか難しい…

そこでこのシリーズ
「 オモシロ日本改造計画 」では、
「政」のパワーアップ方法論を軸に
皆様と面白可笑しく日本を改造する計画を練る予定です。

----------------------------------------------------


「 だけどさぁ、なんだかなぁ。

 あの使えないおっさん、おばはん連中を
 パワーアップするために、
 こっちが頭をひねらなきゃならんのかね? 」

ここはひとつ耐えてください。

なぜならそのおっさん、おばはんを当選させているのは、
他ならぬ有権者である我々自身なのです。


「 えぇっ!?そうだっけ?

 あ、そうか、投票に行ってないから
 自覚がないけど、そういえばそうかも。 」


(ほんとはダメだけど)
投票しないってことは
「 誰でも良いから任せときますので、
 良いようにやっておいてください。 」

と言っているのと同じで、
その体たらくが今の政治の状況、
苦情を言っても後の祭りです。


「 だけどさぁ…
 どうせ… 」


待った!

確かに「どうせ」と思ってしまうと、
何にもやる気が起きませんが、

この「どうせ」を
「ひょっとすると」
に変える方法が一つあります。


=============================

「 中選挙区制の復活 」


「 ん?中選挙区制?何それ? 」

と思われる世代の方々も
既に有権者になられている、
というほどの大昔の話になってしまいましたが、

かつて日本の国会議員の選挙は中選挙区制
(一つの選挙区で複数人(おおむね3人から5人)が当選)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%81%B8%E6%8C%99%E5%8C%BA%E5%88%B6
でした。

ところが1994年に現在の小選挙区制に移行し、
ご存知の通り一つの選挙区で一人の候補者が当選する
仕掛けになりました。


----------------------------------------------------

この小選挙区制が
前述の 「 どうせ 」 という感情の原因になり、
「 面倒臭くって、投票に行かない 」
となっているのではないでしょうか。

つまり、
「 投票に行っても行かなくても、
 どうせ手堅く自●党○○さんが当選するんだから、
 行かなくてもいいでしょ。 」

すごく不思議なことに、
これは、当選するだろうと見込まれる候補者を
支持する、支持しない、両方とも同じです。

----------------------------------------------------

「 じゃあ、中選挙区制にすると、
 何がどうなるっていうのさ? 」


以下の参考サイトをご覧になっていただきたいと存じます。

【2016都知事選】この候補者クッソワロタww GOT OTER UKI(後藤輝樹)ww
https://matome.naver.jp/odai/2137199684646889401

【本気?狂気?】面白すぎる泡沫候補まとめ【2017年最新版】
https://matome.naver.jp/odai/2150841595966759301


さて、
小選挙区制であなたが投票する選挙区で
1名の候補者が当選するとします。
手堅くいつもの自●党の候補者が
当選するだろうと見込まれています。


であれば、
上記のような候補者が対抗馬として立っていても
「 まあ、万が一にもその他の○○な感じの
 候補者は当選しないだろうな。 」
と思って、投票に行かない。


ですが、これが中選挙区制で
3人、4人と当選する選挙区で、
何人か立候補している中に、
上記のような候補者が混ざっていたとすると…



「 …うわっ!ヤバいっ! 
 こんな候補者当選させると

①どえらいことになる!
 当選させると絶対ヤバい!
 投票に行って絶対当選を阻止しなければ!

②楽しい、かもしれない!
 絶対当選させるべき!
 投票に行ってくだらないおっさんを落として、
 こいつを当選させちゃおうぜ!



と、いずれにしても投票に行きませんか?

これですら
「 もうどっちでもいいよ… 」
と諦めちゃってるような人も、

この状態が2度3度と続いて、
本当に○○な国会議員が国会で
色んな意味で暴れて御覧なさいよ。

「 やっぱり俺も投票行くわっ!
 選挙おもしれーわ! 」

ってなり、
それどころか国会中継の視聴率が40%とか
訳の分からない状態になると思いませんか?

----------------------------------------------------

まあ、上記のような例は極端な
半分冗談(?)の話ではありますが、

これが本当に現実を考え、
実務に根差し、
しかも官僚よりではなく、
本当に国民のためを思って
より良い日本を目指す候補者が
第一本命以外に立っていたとすると。

「 ひょっとすると…

 本当に俺がこうして欲しいと思っていることを
 実現してくれそうな候補者が当選して、
 国会で討議してくれるかもしれない。 」

と期待ができれば、投票にも行くし、
本当に国民の役に立ってくれる国会議員が
誕生するかもしれない。


また、極端に言えば、
あなた自身が立候補し当選することも
中選挙区制では可能性が高くなると思います。

=============================


次回以降もしばらくこの
「 オモシロ日本改造計画 」
を続けたいと思います。

ご自身で立候補するというのはさておき、

「 じゃあ、どんな候補者を当選させようか?
 まさかさっきの例のような○○な感じの人? 」
という話であったり、

「 そもそも中選挙区制にして
 国会議員の定数が増えて
 歳費が増えるのは
 気に入らねーな 」
という懸念等について、

皆さんと一緒に考えていきたいと思います。


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