2019年3月9日土曜日

【大阪都構想】「民」が「官」を直に制御する希少なチャンス!

【大阪都構想】「民」が「官」を直に制御する希少なチャンス!


今回記事は4月7日に予定の
大阪府知事、大阪市長のダブル選挙
大阪府府議会議員、大阪市議会議員
に関連して。

ですが、「特定の誰かを応援する」というより、
「我々有権者はどのような視点を持たなければならないか」
「どのような候補者に投票しなければならなか」
という『そもそも論』を皆さんと一緒に考えたいと思います。


【目次】
◆日本の社会は「健全」に成立しているか?
◆我々が腹を立てるべき相手は「官」
「民」が「官」を直に制御する希少なチャンス!
◆本質を考えて投票してほしい

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◆日本の社会は「健全」に成立しているか?

まず大前提として社会は
「政」「官」「民」
の三つ巴の構造で成り立っています。

イメージ図としては以下のような感じ。

政官民の三つ巴(正常)のイメージ図
政官民の三つ巴(正常)のイメージ図


これは大きな単位、つまり
『政』国会
『官』内閣+国家官僚
『民』民間
でも、

小さな単位、つまり
『政』地方自治体の議会
『官』知事・市長+県庁等の役所
『民』民間
でも同じです。

それぞれが互いに監視、コントロールしあって、
バランスが保たれている状態が「健全」な状態です。

(余談)---------------------------------
「あれ?知事や市長、
 内閣の大臣は『政治家』じゃない?」
となると思いますが、
社会の成り立ちの「機能」としては
「官」に含まれます。

本来的な意味で言うと、
行政のトップである知事や市長、内閣を
議会は監視をして時には邪魔をしなくてはいけない。

アメリカは大統領と議会は完全に分離していて、
これがちゃんと機能しています。

ところが、日本は内閣と国会が癒着していて、
実によくない状態です。

これは今回記事では余談、
また別の機会に記事にします。
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ところが、
今の日本の社会構造は
大きな単位、小さな単位の両方で
以下のような状態です。

政官民の三つ巴(官の一人勝ち)のイメージ図
政官民の三つ巴(官の一人勝ち)のイメージ図


つまり、「官」だけが強力で一人勝ちをしていて、
非常に「不健全」な状態です。

その「不健全」さが招く、
困った状態の具体的な現象が
「右肩上がりの国家予算」
であり、
各種の増税
です。


◆我々が腹を立てるべき相手は「官」

時々政治家がどんくさいことをしでかして
ニュースになると我々は腹を立てたり、
心の中で毒づいたり、
「ざまーみろ」と思ったりしますが、

上記のイメージ図でも分かるように、
我々民間を締め付けて、
しかも無茶苦茶なことをしているのは「官」であり、
本来は日常的に「官」に対して
腹を立てなければならないはずです。

まあ、いきなり喧嘩腰でなくても良いと思いますが…
少なくとも「仮想敵」として見なくてはなりません。

しかし、上記イメージの通り社会のルール上、
「民」が直接「官」を制御する方法がなく、

あくまで「政」を選挙で選び、
「政」の働きによって
「官」をコントロールするしかないのです。

つまり、正しい手続きに則り
「健全」な状態に戻そうとするならば、
「政」をパワーアップする。

この一択です。

これらの方法論は当ブログの以前の
以下の記事をご覧になられれば、
面白がっていただけるかもしれません。

オモシロ日本改造計画 その1 「中選挙区制の復活」
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post.html
オモシロ日本改造計画 その2 「ブラック企業の社長を議員にしよう!」
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post_7.html


「民」が「官」を直に制御する希少なチャンス!

ところが!!!

橋下市長時代から
大阪都構想は色々と周辺の理屈を
あーだこーだと付け加えて
ぼやけた感がありましたが、

要するに
「大阪府庁と市役所の機能を統合して、
 コストパフォーマンスを改善しよう」
この一点であり、つまり、


なんと!

現状全く役に立っていない
『政』に頼らずに!!
『民』によって直接!!!
『官』を制御することができる!!!!

というチャンスが
到来したのです!!!!!

イメージとしてはこんな感じ!

政官民の三つ巴(大阪都構想成立でリベンジ)のイメージ図
政官民の三つ巴(大阪都構想成立でリベンジ)のイメージ図

どうでしょうか皆さん。

大前提として「官」は卑怯者です。
「政」を体よく操り、なんだかんだと理由を付けて、
我々が必死に稼いだお金をむしり取っていきます。

それをコントロールするべき「政」を
ちゃんと選べていない我々有権者の
身から出たサビではありますが。

しかし、この大阪都構想が成立した暁には、
いつもはやられっぱなしの
我々か弱い民間がリベンジをすることができます。

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また、さらに重要なことは、
「先例になる」
ということです。

つまり、
頼りない政に頼らずに、
「民」によって「官」をコントロールする
先例ができれば、

いろんな地方自治体で同じことが起こり、
また国政レベルでもいつか実現するかもしれない。

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筆者は実はこの件について、
『こうなれば良いなー』
という理想論のではなく、
『こうならないとダメだ』
という必達の姿であると感じています。

自治体が倒産するというのは、
かなり現実に起こりえることであるというのは、
北海道夕張市の前例があるように、
既に常識になりつつありますし、

また「国家規模の倒産」というのも、
ギリシャやその他の国による金融不安等で
既に証明されたものです。




今からかれこれ四年前、
橋下市長時代に大阪都構想の住民投票があり、
僅差で否決されました。

この時誰が一番喜んだのか。



「やったぁぁ!!危なかったー!
 これでダラダラ適当に仕事してれば、
 くいっぱぐれることなく
 定年まで楽勝だぜぇぇ!
 ヒャッハー!!」



と、いい加減なお役所仕事をしている
役人連中が高笑いをしている。


簡単に想像できますよね。


それで良いのでしょうか。
我々民間は青息吐息で絞られ続けているのに。


◆本質を考えて投票してほしい

4年前の都構想住民投票の際、
反対票を投じた知り合いに
「なぜ?」と聞いたことがあります。


『だってさー、
 橋下さんのキャラ?
 物の言い方とかが何となく嫌い』


(°д°;)<…マジデ?


橋下氏がちょくちょく変なことを言っていたのは
認めるところですが、
そんなことって問題じゃなくない?

丁寧な物言いで全く役に立たない政治家や、
我々から搾取を続ける役所が良いのだろうか?


我々にとって、
本当に良い状態とは何なのか。

そしてそれを実現するために
なすべきことは何なのか。


本質的な意味を考えてほしい。


中にはこんな風に感じている人もいると思います。

「東京『都』に張り合ってるみたいで、
 なんかダサい、やめてほしい。」








うん。









そういう事じゃないんだよっ!
頼むから!本質を見てくれ!

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