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2018年12月23日日曜日

ブラック企業を無くすには日本人が日本人をやめるしかない。

ブラック企業を無くすには日本人が日本人をやめるしかない。


ブラック企業について
本日ブラック企業大賞なんてのが発表されて、
名だたる企業がノミネート、表彰されていました。
まあ、このブラック企業大賞については、
名指しされた企業に関しては、
さすがに対策を講じるだろうと思いますので、
一定の効果はあると想像できます。

ただ、少し前にネットで話題になった
「ブラック企業マップ」
なるものを確認すると以下のような感じです。

----------------------
ブラック企業マップ(https://blackcorpmap.com/)
https://blackcorpmap.com/
----------------------

「いや、これ…
 ブラック列島ですやん!
 これもう末期ですやん!!」

そうなんですよね。
思わず関西弁でづっこけてしまう、
そして笑ってしまうような状態です。

まあ、この地図の信ぴょう性は検証ができないので、
半分冗談というところと思いますが、

一部のダーティーなビジネスをしている企業が問題、
というのではなく、日本全国津々浦々まで、
ブラックに染め上げられていると思います。

=======================

で、これを解決しようと本気で考えた場合、
ザックリ結論から言ってしまうと、
タイトルの通り

ブラック企業を無くすには日本人が日本人をやめるしかない。

この一択だと思います。

この「日本人をやめる、やめない」の「日本人」とは

日本人らしい「文化」や
「美徳と考えられる姿勢・態度」
(と刷り込まれているもの)です。

(「その心は?」というところは詳しく後述しますので、
「いや、そんなの無理、不可能」
と諦めないでもうしばらくお付き合いを。)


逆に言えば、
日本人が日本人でいる限りは
どんなにブラック企業を監視する法制度を整えようが、
労働組合が頑張ろうが全く効果はありません。


分かったような顔をして(といっても見えませんね)
毎度毎度偉そうに能書きを述べている筆者も
なぜ日本人がこんな風なのか?
という原因の部分は明確には分かっていません。

もしかすると日本人の民族としての
「DNAに設計図としてプリントされているもの」
なのかもしれませんが、

もう一つ「これが原因かも!」
というのがあります。


以前当ブログ内で別視点で記載した以下記事。

氷河期世代(失われた世代)よ、後10年!頑張ろう!
http://www.hazemixeddays.com/2018/01/10.html

これはバブル世代が発生した原因と、
「閉塞感と絶望に打ちひしがれている
 氷河期世代よ、あきらめるな!」
という視点で記載したものですが、

ブラック企業が自然発生する原因にもつながるものであると思い、
いかに一部抜粋、再録するものです。

===========================
===========================

あえて極論を述べると、

「 一旦雇用した社員を簡単に
  解雇できないから困る。
  もっと簡単に解雇できる方がよい。 」

これは経営側だけの理論ではなく、

従業員側の理論でもあります。















(ミルコ・クロコップ)



『 いや、そんな簡単に解雇されたら困るでしょ?

何言ってんの? キチ○イの人なのか?

  秒殺されたいのか? 』



ま、待て!
ちょっと冷静に!

どっちがキチ…





んん!ゴホン!

なぜ、雇用が極端に厳格に守られ過ぎると

従業員側も困るかというと、

以下のような問題が関連しあって悪化するからです。



1.一つの会社に定年まで勤め続けることが
  良いことであるとの固定概念が根強い。

ようやく転職することが一般的になりつつはあり、
この固定概念も薄れつつあるとは言えますが、

それでもいまだに転職を簡単にする=我慢ができない性格
⇒学校教育で叩き込まれた我慢=美徳に反する人材
というように判断されるような恐怖感もまだ残り、

また、やはりリストラにより解雇されたとなると、
要するに「失敗」=世間体が悪くて…
と考えるのが一般的だと思います。

本来の意味で言うとリストラによる解雇は
経営側の能力不足または社会環境の変化等、
従業員側の落ち度ではないはずなのですが。


2.簡単に解雇できないから
  安易に雇用できない。

リストラされたとしても
本人に能力があり、
社会環境等の条件がそろえば
すぐにどこぞの会社に雇用してもらえる。

「 前職はリストラされたって?
まあ、どんな奴か分からんけども、
やることはちゃんとやれそうだし、
いっぺん雇ってみますか。
ダメならクビにすりゃいいんだし。 」

であれば、
解雇する側も解雇される側も
もう少し気楽になれるし、

ルーレットを回すように
軽く雇って軽くクビにしてを繰り返して、
従業員と経営側がwin-winになれる様な
巡り合わせ雇用関係を探す方が
より良い様に思えます。

また、世の中でリストラ解雇が一般的になれば、
「解雇=失敗=世間体が悪い」というようなことも
薄れると思いますが…

日本では現実そうではありません。

「 えぇ…?前の会社リストラされてるの?
うーん、何か問題があるのか?
別に変なところは無さそうなんだけどなー…
すぐに解雇できないから、採用は見送りだなぁ。 」

が一般的かと思います。


3.クビにされても失敗、
  雇われても失敗、
  クビにしても失敗、
  雇用し続けても失敗、

◆従業員側の視点で整理すると、
前述のようにクビにされたら失敗。

一旦リストラされると
リカバリーしにくくなる。
⇒ 雇用にしがみつくようになる。

どこかの会社にやっと雇用された!
⇒ どうやらブラック企業なような気がする。
⇒ だけど一旦辞めるとリカバリーしにくい、
それに学校で学んだみたいに
「 我慢=美徳 」だ!
何とか頑張ろう!

⇒ で、体、精神、経済的に結局ダメになる。
つまり、下手に雇われても失敗。


◆経営側の視点で整理するとどうでしょう。

クビにすると、当然

「 雇用を守れなかった経営が無能
=経営側の失敗 」

と言われる。

⇒ 雇用を守り続けるけど、
人件費を抑制するために
新卒採用人数を押さえよう!

これが二つ目に紹介した記事
「 バブル入社組の30年放置 」
の入り口です。

⇒ 組織の人員構成はピラミッド型しかありえません。
なぜなら、下の方の若い連中の給料をピンハネして、
上の連中の給料に「管理手数料」つまり役職手当を当てて、
ボリュームアップさせるからです。

⇒ ところが安易にも新卒の若い連中を入れずに、
中間層については多少の定期昇給は抑えながらも
雇用し続けて人件費が膨らむ。
無理が生じるのは火を見るよりも明らか。

⇒ しかも、

「 法律に触れるような下手なことさえしなければ、
そうそうクビはない。雇用は継続される。 」

と高をくくったような生産性の低い連中ばかり。

⇒ 自分の会社を守るために、下請け業者を締め上げ、
安い海外の生産拠点にアウトソーシングし、
利益を守った。

つもりが、
国内で循環すべき資金が海外に流れ出て
モノが売れずにデフレが加速。
不景気スパイラル。

⇒ 結局経営状況は悪化して、
会社そのものがダメになり、
経営側も従業員側も共倒れ。

倒産しないけども外資に乗っ取られて、
結局リストラされる。
(外資に乗っ取られたのはシ○ープが代表例ですね。
バブル世代を遠慮なくリストラして
すぐに経営状態は回復しましたけど。)

======================================================

以上が抜粋、再録でした。


くどくどと書いてしまっていますが、
つまり日本人的な価値観を見直すことが必要で、
そのためには

「学校教育で教えられた、
 『我慢=美徳』という考え、
 『失敗しない=成功』という考えを
 一度徹底的に疑う必要がある」

私は自慢ではありませんが、
学校にいた間は、まあ成績優秀の優等生で過ごし、
それなりに賢い人間であると自覚しています。


しかし、どうしても学校というものが好きではなく、
また学校の先生という人種、というか
カテゴリーに属する人があまり好きではありません。

お断りしておきますが、
全員がダメだというわけではないのです。
たまたま良い人が先生になることもあると思います。
しかし、
何ら監査を受けずに野放しになりがち、
という状況を考えると、
価値観が狭く固定され、
改革を行う必要性を感じることもなく、

生徒に強要するだけではなく
自身にも強く「我慢することが美徳」
と信じ切っている。

また学校教育の基本方針としては
画一的な教育を行い、
ペーパーテストで100点を目指し、
点数の上下で優劣を決める。

つまり、
できるだけ失敗しないことを
良しとすることを刷り込む。

…さて、
あくまで筆者の個人の考えです。
正解か否かは定かではありません。
が、一定の結論をまとめると。

ブラック企業が日本にのさばっている原因は
学校教育の基本方針の問題であり、
全日本人がこれを見直す、
または無闇に信用しないことが
ブラック企業根絶への道筋である。

このように思います。

===========================

この結果、以下の様になれば
ブラック企業は必然的に絶滅していくと思います。

採用担当者が

「おいー、職歴多いな、
短期の職歴もちょくちょくある。
だけど、まあ本人の口から聞く範囲では
うちで役に立つ部分もありそうだ。」

という判断ができて、
採用対象者と

「一応採用します。
だけど3か月の試用期間で成果を出せなければ、
契約を継続できません。
それでもよろしければ勤務を開始してもらいますが、
どうしますか?」

を書面で確実に約束する。

で、もし訴訟なんてことがあっても、
裁判所がちゃんと企業の側を公正に守ってくれる。

またその採用に関しては「失敗した」のではなく
その採用担当者の評価も悪化するものではない。

また試用期間のみで契約が継続しなかった採用対象者も

「あははー、今回の企業は何か反りが合わなかったわ!」

とか、

「おーう!今はやりのリストラにあっちゃったよ!
次のとこ探さないとなー!」

と軽く考えられるようになる。

さらに、

既に正社員として雇用されて活躍している人材についても

「よーし、条件の良いヘッドハントのオファーが来た!
段取り付けて転職しちゃおう!」

っていうことが日常茶飯事になる。


こんな様にして人材の流動性が
今よりももっと高まると、

◆どうしようもない生産性の低い人材を少なくできる
(バブル世代のような人たちを無理に雇用継続しない)

◆どうしようもない生産性の低い職場を辞めやすくなる
(ブラック企業でも雇ってもらえるだけマシ、
なんて発想がなくなり、転職に踏み切りやすくなる)

◆どうしようもないマネジメントの状態
(できる人にばかり仕事が偏り、しんどくなる)
を解決する方向に動き出す。
(できる人が簡単に辞められるようになると、
業務が滞るという状態を回避するため、
高給を提示してつなぎとめるか、
その人にこだわらないマネジメントの仕掛けを
導入するようになる)

というように色々と解決されそうです。

===========================

我慢が美徳。
滅私奉公が美徳。
雇用を守ることが美徳。


こういう固定概念を徹底的に疑う、
そして自分で正しい方法を考える。

これこそが自分を自分で守る、
自己責任の第一歩だと思います。

是非とも皆さんにも今目の前に見えていることを
すべて疑ってみていただきたい。

ゴーン氏は悪人なのか?
児童相談所建設をやめて欲しいというのはダメなのか?
楽して金を稼ぐことは悪なのか?

等々。

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「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)







2018年12月15日土曜日

「東名高速道路のあおり運転事故」事件の本質は何か

「東名高速道路のあおり運転事故」事件の本質は何か

最近不謹慎ながら「面白い」時事トピックが多いですね。

今回は掲題の通り
「東名高速道路のあおり運転事故」事件の本質は何か
というところです。

あらかじめお断りしておくと、
筆者は石橋被告を擁護するものではありません。

しかし、この件についても、
メディアの一方向のベクトルの論調が
我々に悪影響を及ぼしている気がするので、
この記事の中で皆さんと一緒に本質を考えてみたいと思います。

=====================

今日、何となく見ていたテレビのニュースで、
「あおり運転」というのは
弱いものイジメと構図が同じだ、
と偉い大学の教授がコメントしていましたが、

筆者は少し違うような気がします。

「大きなトラック、または高級セダンが
 軽自動車やハッチバックのコンパクトカーを
 あおるパターンが多い」
という統計データだけを見ると、
確かに「弱いものイジメ」という絵面に見えるのですが、

あおり運転をしている側の心理は
どういうものかというと、
恐らく強烈な「怒り」なのではないかと思います。

「イジメ」も時には歯止めがかからずに、
大きな事件に発展することもありますが、
イジメる側がイジメられる側に対して
「怒り」を持っているでしょうか。

きっかけは何かのいさかいが原因で
怒りを持っていたかもしれませんが、
その後の継続的なイジメは
何となく陰湿で、目的もなく惰性で、
ダラダラとした感じで、
ちょっとあおり運転とは違うかな、と。

--------------------

ではこの「怒り」とは何か。

にわかにはご納得いただけないかと思いますが、
これはある意味での「正義の心」が
元になっているものと思います。

「そんな馬鹿な!
 じゃあ何かい、
 石橋被告が『正義の心』を持っていて、
 それを元にしてあおり運転をしたって?
 全く話の筋がアベコベじゃん!」

そうなんですよねー。


ただ、一般的な小市民の感覚でも、
例えば、

「いや、こんな人込みで歩きタバコするって常識ないの!?」

とか、

「電車の中でそんなにおいの強いもの食べるなよ!」

とか、

「おいー!忘年会は分かるけど、
 酔っぱらって寝て、もたれかかってくるな!」

とか。

こういうのってほんとにイライラしますよね?

だけど、相手があからさまにコワモテだったら、
知らん顔して遠ざかるだけですが、
これが弱そう、屁みたいな奴なら
ちょっと正義の味方のふりして、
注意してやるか!?
なんて人もいるだろうと思います。

またその時の精神の疲れ具合とかによって、
いつもなら見て見ぬふりをするけど、
たまりかねて「ちょっとどうなの!?」と
声をかけてみたり。

--------------------

あおり運転をする人は、確信犯です。

つまり、本人たちは悪いことをしてるつもりが全くない。


「追い越し車線をのんびり走るな!」
とイライラする。

これって実は道路交通法に規定されています。
追越をしたらすぐに走行車線(左車線)に
戻らないとダメなんですよね。

「車線変更の時のウィンカーはもっと早く出せ!」
とイライラする。

これも同じく道交法に
「3秒前に出さないとダメだよー」って書いてる。


で、こういう言わば「どんくさい運転」をしている、
いかにも初心者です、とか小さな車に乗ってます、
というのを見つけると、

イジメるではなく、
「おい!ちゃんとしやがれ!」
と『正義の心』で怒気を発してあおったり、
無理やり止めて怒鳴ったりするんじゃないでしょうか。

--------------------

じゃあ、今回の石橋被告は?というと。

直前のサービスエリアで
被害者に駐車方法について注意をされて
逆上して追いかけ回した、
というようなストーリーだそうです。

これは完全に想像ですが、
駐車が下手で「過失で」悪いとめ方になったのではなく、
「おれって強くて悪だから、
 こんな止め方しても全然屁とも思わねーぜー!」
というように、故意に自分勝手で迷惑なとめ方をしたのでしょう。

この部分については石橋被告が完全に悪いですね。

これに対して被害者が注意をした。

この時彼は何を思ったのでしょうか。
「なめやがって!」
なのか、
「こういうとめ方してるの
 俺だけじゃねーじゃん!」
なのか。

この心理って、
「不公平に対抗する正義の心」
ということができるのではないでしょうか。

恐らく過去に不公平に、理不尽に(と本人は感じている)
先生や親御から叱責を受けた、
また友人から馬鹿にされた、
というようなことが積み重なっていたのではないでしょうか。

※くどいようですが、石橋被告を弁護するわけではないです。
 もう少しお付き合いください。

つまり、石橋被告の中では
自己中心的ではあるけども、
一応彼なりの理屈で正義を貫こうと怒りを持った。

ただし、その後の行動が無茶苦茶だったわけですが…。

--------------------

しかし、

「正義の心をもって怒りを覚えて」

「その後の行動が無茶苦茶だった」

というのは、

お怒りを買う、お叱りを受けることを
承知であえて言います、

最初に注意をした被害者も同じです。


「こんな止め方するなよ!」と怒りを覚えて、

(普通なら見て見ぬふりするところ、
 よっぽど腹に据えかねたのか、
 精神的に疲れていて判断を間違ったのか、

 通常の状態と比較すると
 無茶苦茶であると言わざるを得ないが)

いかにもガラの悪そうな男に
「注意を実行する」
という無茶な行動を起こした。

どうでしょうか。

--------------------

「それでもやっぱり、
 変な車の止め方をした方が悪いし、
 追いかけ回して無理やり車をとめて、
 追突させて殺しちゃったわけでしょ?
 そりゃダメでしょ?」

これはごもっともなご意見です。

しかし、あえて一度クールダウンして、
冷静に想像してみてほしいのです。

この石橋被告は本当に
かわいそうなくらい
頭が悪くて、
要領が悪くて、
過去にはいじめられていた経験もあって、
誰も助けてくれなくて、
頭のいい奴になめられないようにする、
騙されないようにするには
突っ張ってコワモテで生きていくしかない、
というような屈折した考えを持つようになり、

この東名高速の事件も、
本当に故意にトラックに追突させて
夫婦を殺害しようとしたのではなく、

ただ
「頭が悪いと思ってなめんなよ!」
と言いたかっただけなのに、
頭が悪かったせいで想像が足りなくて、
大型トラックが追突してしまった。

本当は

「しまった!こんなつもりじゃなかったのに、
 大変なことをしてしまった、
 残されたお嬢さん方を不幸にしてしまった、
 結婚するつもりだった彼女を不幸にしてしまった。」

と反省をしているのだけど、
反省をした態度を見せると
自分の頭の悪さ、弱さをさらけ出すことになるから、
またなめられる、馬鹿にされる。

だからそんな態度はとれない。

こういうストーリーだったとしたら。

=====================

判決理由の中に
「常軌を逸した犯行であり、刑事責任は重大だ」
というフレーズが登場するのですが、

果たして本当に
「常軌を逸した」
なのでしょうか?


今回の記事で言いたかったことは、

この事件の登場人物はどこにでもいる
ありふれた普通の人間であって、

ありふれた感情を元にしたいさかいがあり、
ほんの少しの注意が不足していたために、

命を失うような事故につながった
「不幸な出来事」であり、

誰しもが物語の登場人物になりえる。

決して頭のおかしい特殊な人間にのみ起こる
特殊な事故・事件ではなかった。


つまり我々自身が
石橋被告になりえるし、
被害者の方になりえるのです。


その根拠は何か。


メディアの一本調子の論調に合わせて、

「この石橋ってのは本当に
 どうしようもない奴だな!」

と強い怒りを覚えて、
彼の本当の姿をよく知りもしないで
断罪しようとしているあなた自身です。


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反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」





2018年1月20日土曜日

失敗に対する不寛容の功罪

失敗に対する不寛容の功罪


当サイトの前回記事は

「 氷河期世代(失われた世代)よ、後10年!頑張ろう! 」

ということをお伝えしたのですが、

途中で色々と考えをめぐらすうちに
やたら長くなるだろうと思い、
途中ではしょったせいで

本当に伝えたいこと、
大事なことが表現できていないと反省しているところです。

------------------------------------------

伝えたいことの一つは前回記事でくどくど表現した
バブル世代とそれを放置したその上の世代に対する恨み節で、
これは十二分以上にお伝えすることができたと思うのですが、

さらに本当に伝えたいことは、

この状況

「 バブル世代の雇用状況を継続したことによる
  企業内の人員構成のアンバランス、
  これによるその下の世代(氷河期世代)が被った損失と
  不況の泥沼化 」

が発生した原因は何か?

の方がもっと大事で、

それを今回皆さんと一緒に考えたいと思います。


今回はタイトルの失敗に対する不寛容の功罪と、
それと連動する内容が年初に出た以下のニュース記事です。
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大型旅客機の墜落事故、2017年はゼロ 「史上最も安全」な一年に


https://forbesjapan.com/articles/detail/19211
(2018/01/07 08:00 on Forbes Japan)
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このニュース記事に関しては
単純にこの45年で航空機事故による死亡者数が
大幅に減少している、
という客観的なデータを示しているものなのですが、


その理由は
そもそも航空技術が発達したから、
というのが大きいですが、

それ以外にも、
「 航空機事故におけるパイロットの
  刑事上の責任は問われにくい 」
ということが挙げられるのではないかと
筆者は推測しています。


理由は二つ、

(1)航空機事故はパイロットのせいだけではない

航空機運航は
・航空機メーカー(機体設計)
・航空機メーカー(制御システム設計)
・整備士
・管制担当(人員)
・管制担当(管制システム設計)
・他の航空機の上記要因
…等々、
多岐にわたる要因が関連しており、
パイロットの責任のみだけで発生するものではない。

(2)責任追及もさることながら事故の再発防止が重要

事故の再発防止のためにパイロットの証言が必要になり、
下手に事実を隠蔽されるとその後の不利益につながる。

つまり、
「 事故の再発防止に協力しなさい!
  失敗があっても大きくは問わないから! 」
と一定の「寛容さ」を認めている、
ということが挙げられると思います。


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新幹線「重大インシデント」はなぜ起きたのか

台車に亀裂発見、考えられる原因は?


(2017年12月14日 on 東洋経済 ONLINE)
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さて、航空機事故ではパイロットの刑事上の責任は問われにくい、
という話を例示しましたが、


今回皆さんと一緒に考えたいケーススタディは

最近話題の新幹線の「重大インシデント」
(事故発生につながっていたかもしれない事象、
 よくいう「ヒヤリ・ハッと」)
です。

さて、この件について、

大げさなようですが、
我々はどのような態度でいるべきなのでしょうか。

(この時点ではまだ運転士には
 責任がではないのは当たり前ですが、
 JRという企業に対して、という考え方で。)


つまり、失敗(失敗が起こりそうな状況を含む)に対して
・寛容を採るのか、
・不寛容を採るのか、
はたまた第三の道として
・「 無視を決め込む 」のか。


普通は簡単に決めかねる、つまりジレンマを感じると思います。

不寛容策を採る。
(有利)そもそも失敗の発生が抑制されるかもしれない。
(不利)関係者が自己防衛に走り再発防止策の策定が阻害される。

寛容策を採る。
(有利)事実をありのままに話し、再発防止策が良くなる。
(不利)別に怒られないなら適当にやれば良いじゃん。となる。

--------------------------------------------------------

第三案の「 無視をする。 」

当事者でなければある程度これで済むような気もするのですが、
報道のあり方に対して支持・不支持という形で
間接的に関わっているということも言えます。

また、同じジレンマを
・自分の子供
・自分が会社で管理すべき関係者
・自分の子供を通わせる学校での教育方針
等々、身近な例にそれぞれ当てはめた場合、
当然無視できない、判断を迫られる場面があります。


---------------------------------------------

日常生活の中で判断を迫られたとき、
対象者に対して
・性善説で見る
・性悪説で見る
を前提として判断をしています。

人間は実は物事を性悪説で見るのが自然なのではないか、
と筆者は想像しています。


「 それはあんたが性悪だから。 」

と言われると、なかなか否定ができませんが、


一応その他にも根拠はあって、

人間は未来のことを想像できる能力が高く、
言い換えれば未来のことを想像する能力が高い
DNAが残って進化してきたとなります。


未来のことを想像する時、

(1)楽しいことを想像してセルフモチベーティングする

と

(2)悪いことを想像してリスクを回避する

を比較して、


(1)はリスクテイクを行って「大きく当てて」大金持ちになる。
  だけど、失敗したらすべてを失ってDNAを残せない
(2)はリスクヘッジを行って「大きく当てることはない」が、
  一般大衆として生き残ることができる。

つまり、
(2)のDNAの方が生活・生命を維持できて生き残り易いため
世の中一般は「性悪説」の人が多く、無難に行動することが多い。
(ここでは、その良し悪しの議論は割愛)

------------------------------------------------------

交通事故が今の程度で済んでいるのは、
そもそも人間のことを信じていなくて、
ルールでガチガチに縛りあげ、

「 守らなかったら免許取り上げ!
  場合によっては交通刑務所にぶち込む! 」

としているから、
ということもできると思います。

飲酒運転を厳罰化したから飲酒による事故が減った、
と言われていますが、
これは性悪説に基づいて人間を信じない、
ということの「 たまもの 」でしょう。

交通事故なんか再発防止策も何も、
ともかく事故を起こさせないことが大事。


良く知っていると思ってるつもりでも
自分以外の人間、
もしかすると自分自身のことについても、
性悪説で判断してしまい、
失敗をしないように誘導することが多い。

------------------------------------------------------

ただ、筆者が最近、
非常に大きくジレンマを感じているのは、
前述の
「 自分の子供に適用 」
した場合、
どうするべきかが判断がつきかねる、
という部分です。


現代社会において、
リスクヘッジを行わないと
たちまち生命の危険にさらされる、
というようなシーンは少なく。

まあ、極論を言ってしまえば、
DNAを残せなくっても、
良いっちゃ良い。
(これを言っては
 文字通り元も子もないですが。)


また、経済的な観点からも、
安定成長期ではない場合は、
一定のリスクテイクを行わないとダメ!
というようなこともここ10年位は
メジャーな理論になっていると思います。

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さて、タイトルの

「 失敗に対する不寛容の功罪 」

に関して、くどくどと記事を記載してきましたが、



結論を言いますと、



「 分からない 」



寛容、不寛容は状況によって決める、
が結論ではあるのですが、
それってつまり、

「 分からない 」

と同じ意味ですね。




不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか (経済界新書)
不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか (経済界新書)




2018年1月14日日曜日

氷河期世代(失われた世代)よ、後10年!頑張ろう!

氷河期世代(失われた世代)よ、
後10年!頑張ろう!

今回は今週見たの以下の記事について

ちょっと気になったので皆さんも一緒に

考えていただきたいなと記事を起こしています。

================================

なぜ日本で「解雇規制の緩和」が進まない? 倉重弁護士「硬直した議論はもうやめよう」

https://www.bengo4.com/c_5/n_7234/
(2018年01月08日 09時22分 on 弁護士ドットコムNews)
================================

バブル入社組を30年放置した企業のツケ

「お荷物」に退職金5000万加算

http://president.jp/articles/-/24176
(2018.1.12 on PRESIDENT Online)
================================



今回の記事の結論、上記の問題の原因は以下に帰着すると

筆者は想像しています。(あくまで筆者個人の想像)

「 日本人の国民性を前提とした
  学校教育のコンセプトが原因 」





ペーパーテストで100点を目指すことが、

とりあえずのところの目標。

また、しんどいことを我慢して耐えることが美徳。





小学校、中学校、高校の12年間、

場合によっては就学前から始まることもあり、

また大学に入っても前半はその傾向が強く、

要するに社会人になるまでは

100点目標のコンセプトに強く慣れ親しみ、

まじめで一生懸命、成績優秀であればあるほど

社会に出てから必要とされること、



つまり、点数、仕事の出来栄えについては

学校と同じように100点であること、

顧客からの要望を超えて150点を目指すこと、

はたまた75点でいいから早くすること、

実は70点なのに100点と報告して一旦切り抜けて

後から追加で補正を行え!等々、

さらに、しんどいことに対する我慢については、

一昔前の体育会系なノリであればいざ知らず、

今は何が問題で簡単にできる工夫をしなさいよ!

ようやく日本も当たり前に変わりつつある、

そういう 「 ギャップ 」 に苦しむことでしょう。





また社会に出ていくらか経過すると、

学校とは違うんだな、

と頭では理解できるようになるのですが、

心の奥底、深層心理では

相変わらず100点ではないことに対する

違和感、またひどい場合には恐怖感、

また100%の努力を行うことに対する

義務感にさいなまれながら、

日常の激務をこなしていく。



そうすると

顧客、上司からの要求に対して

完ぺきを目指して努力しているのに、

そもそもの要求がコロコロ変わる、



または自分は必死に頑張っているのに、

同僚は比較的いい加減に仕事をしていて、

その尻ぬぐいをやらされる、

または最初から自分にばかり仕事が押し付けられる。



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そんなこんなでだんだんと

自分の失敗をつつかれるのが嫌で

完璧を求めすぎて無理が生じて精神の平衡が崩れる、

または事実を隠蔽して問題が大きくなる。

さらに他人の至らぬ部分がどんどん嫌になっていく。





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「 学校教育のコンセプト 」

が原因で他人だけでなく、

自分自身の失敗に対しても不寛容になり、

その結果が冒頭で紹介の3つの記事のような問題が

起こっていると筆者は想像しています。



一つ目と二つ目の記事

(解雇規制の緩和が進まない、

とバブル入社世代のリストラの問題)

は関連しあっている内容です。



あえて極論を述べると、

「 一旦雇用した社員を簡単に
  解雇できないから困る。
  もっと簡単に解雇できる方がよい。 」

これは経営側だけの理論ではなく、

従業員側の理論でもあります。





ミルコクロコップ氏(日本の氷河期世代と同年代)










(ミルコ・クロコップ)



『 いや、そんな簡単に解雇されたら困るでしょ?

何言ってんの? キチ○イの人なのか?

  秒殺されたいのか? 』



ま、待て!
ちょっと冷静に!

どっちがキチ…





んん!ゴホン!

なぜ、雇用が極端に厳格に守られ過ぎると

従業員側も困るかというと、

以下のような問題が関連しあって悪化するからです。



1.一つの会社に定年まで勤め続けることが
  良いことであるとの固定概念が根強い。

ようやく転職することが一般的になりつつはあり、
この固定概念も薄れつつあるとは言えますが、

それでもいまだに転職を簡単にする=我慢ができない性格
⇒学校教育で叩き込まれた我慢=美徳に反する人材
というように判断されるような恐怖感もまだ残り、

また、やはりリストラにより解雇されたとなると、
要するに「失敗」=世間体が悪くて…
と考えるのが一般的だと思います。

本来の意味で言うとリストラによる解雇は
経営側の能力不足または社会環境の変化等、
従業員側の落ち度ではないはずなのですが。


2.簡単に解雇できないから
  安易に雇用できない。

リストラされたとしても
本人に能力があり、
社会環境等の条件がそろえば
すぐにどこぞの会社に雇用してもらえる。

「 前職はリストラされたって?
まあ、どんな奴か分からんけども、
やることはちゃんとやれそうだし、
いっぺん雇ってみますか。
ダメならクビにすりゃいいんだし。 」

であれば、
解雇する側も解雇される側も
もう少し気楽になれるし、

ルーレットを回すように
軽く雇って軽くクビにしてを繰り返して、
従業員と経営側がwin-winになれる様な
巡り合わせ雇用関係を探す方が
より良い様に思えます。

また、世の中でリストラ解雇が一般的になれば、
「解雇=失敗=世間体が悪い」というようなことも
薄れると思いますが…

日本では現実そうではありません。

「 えぇ…?前の会社リストラされてるの?
うーん、何か問題があるのか?
別に変なところは無さそうなんだけどなー…
すぐに解雇できないから、採用は見送りだなぁ。 」

が一般的かと思います。


3.クビにされても失敗、
  雇われても失敗、
  クビにしても失敗、
  雇用し続けても失敗、

◆従業員側の視点で整理すると、
前述のようにクビにされたら失敗。

一旦リストラされると
リカバリーしにくくなる。
⇒ 雇用にしがみつくようになる。

どこかの会社にやっと雇用された!
⇒ どうやらブラック企業なような気がする。
⇒ だけど一旦辞めるとリカバリーしにくい、
それに学校で学んだみたいに
「 我慢=美徳 」だ!
何とか頑張ろう!

⇒ で、体、精神、経済的に結局ダメになる。
つまり、下手に雇われても失敗。


◆経営側の視点で整理するとどうでしょう。

クビにすると、当然

「 雇用を守れなかった経営が無能
=経営側の失敗 」

と言われる。

⇒ 雇用を守り続けるけど、
人件費を抑制するために
新卒採用人数を押さえよう!

これが二つ目に紹介した記事
「 バブル入社組の30年放置 」
の入り口です。

⇒ 組織の人員構成はピラミッド型しかありえません。
なぜなら、下の方の若い連中の給料をピンハネして、
上の連中の給料に「管理手数料」つまり役職手当を当てて、
ボリュームアップさせるからです。

⇒ ところが安易にも新卒の若い連中を入れずに、
中間層については多少の定期昇給は抑えながらも
雇用し続けて人件費が膨らむ。
無理が生じるのは火を見るよりも明らか。

⇒ しかも、

「 法律に触れるような下手なことさえしなければ、
そうそうクビはない。雇用は継続される。 」

と高をくくったような生産性の低い連中ばかり。

⇒ 自分の会社を守るために、下請け業者を締め上げ、
安い海外の生産拠点にアウトソーシングし、
利益を守った。

つもりが、
国内で循環すべき資金が海外に流れ出て
モノが売れずにデフレが加速。
不景気スパイラル。

⇒ 結局経営状況は悪化して、
会社そのものがダメになり、
経営側も従業員側も共倒れ。

倒産しないけども外資に乗っ取られて、
結局リストラされる。
(外資に乗っ取られたのはシ○ープが代表例ですね。
バブル世代を遠慮なくリストラして
すぐに経営状態は回復しましたけど。)

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待てっ!!
今からちょっと明るい話になるから!
ハイキックは
お願いだから待って!



まあ、つまらない小芝居はさておき。



本当に、どうしようもないしょうもない話ばかりで、

筆者自身も正直感情的には

バブル世代を支えることに

何となく閉塞感を持っているのですが、



朗報です。


30年前からごくごく最近まで

国内の会社は「失敗」ということを恐れて

ちゃんとリストラを行ってこなかったのですが、



実はバブル世代と呼ばれる層が

10~15年程度で自然とリストラされていきます。

なぜなら、すごく単純な計算で





定年を迎えるから。

※バブル世代:1965年-1969年:49歳-53歳(2017年現在)





ミルコクロコップ氏(日本の氷河期世代と同年代)












(ミルコ・クロコップ)



『 いや、その連中が定年で引退して、

要するに高齢化社会が加速するんでしょ?

もっと困ることになるでしょ?

  お前が先に困ったことになりたいのか? 』




待てっ!
話は最後まで聞け!



確かに、社会保障に関する費用が増えて、

それはそれで厳しいのだけども、

現役世代が正しい構造の人員構成(ピラミッド)で

会社組織を運営していき、

給与が安定して支払われ、

企業による設備投資が増えて、

となればそれなりに安定して好景気な循環が

期待されると想像しています。



そうすると、特に筆者の世代は

「 氷河期世代 」 と言われ、

会社内で層が薄いと言われる世代です。

※氷河期世代(失われた世代):1970年-1983年:35歳-48歳(2017年現在)



その薄い層が上に上がり、

潤沢なピラミッドのすそ野から

「 管理手数料 」をもらうように

なってごらんなさいよ!











ミルコクロコップ氏(日本の氷河期世代と同年代)





















(ミルコ・クロコップ)

『 …へぇ~、そうなん?
  …ふぅ~ん♪ 』







ただ、筆者個人としては

途中に考察した学校教育のコンセプト、

「 失敗に対する不寛容 」

「 我慢=美徳 」

について、早めに各個人が改める必要がある、

つまり

10年ただ単に耐えるだけではなく、

来るべき日に備えて準備を怠りなく

行っておく必要があると思います。



失敗してもくじけずに

いくらでもやり直す。

必要以上に恐れずに。



また我慢しがたいシーンに出くわしたら、

我慢せずに解決する方法を考える。




ごくごく当たり前のことではあります。





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