2019年3月20日水曜日

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない。

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない。

本日ネットニュースで、
すごく悲しくて、
すごく腹立たしい記事を拝見しました。

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ゴーン氏主導の大量解雇「必要だった?」 
リストラ男性が憤り
https://www.bengo4.com/c_5/n_9173/


日産自動車のゴーン前会長が、2008年のリーマン・ショック後にすすめたリストラ策で雇い止めにあったが、あの時のクビは本当に必要だったのか、正しかったのかーー。

期間工として子会社の日産車体(神奈川県平塚市)に勤め、2009年3月に雇い止めにあった男性(42)が1月29日、東京・霞が関の厚生労働省で会見し、「怒りしかない。説明責任を果たせ」と訴えた。

●雇い止め→生活保護を受けたことも
男性は、日産車体の製造ラインで期間工として半年以上、働いていた。

リーマン・ショックの影響で、日産は当時、グローバルで2万人規模の人員削減をすると打ち出し、実際に大量の雇い止めに踏み切った。男性もそのうちの一人で、現在は無職。雇い止め後はアルバイトで食いつなぎ、生活保護を受けたこともあったという。

会見で、男性の代理人を務める田井勝弁護士は、「仮に経営不振、倒産の危機に瀕していれば、私的な投資損を会社に付け替えられるはずはない。そのような余裕はない。2009年3月時点の解雇の必要性は本当にあったのか」と指摘した。

報道によるとゴーン氏は、自ら私的に抱えた17億円前後もの投資損を2008年ごろに日産に付け替えたとして、特別背任の疑いでも逮捕されている(ひとつ目の逮捕は、金融商品取引法違反の疑い)。

(中略)

田井弁護士は「大量解雇は正しかったのか。日産は、首を切られた労働者にしっかり説明をする責任がある」と述べた。

(後略)

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悲しい。

そして腹立たしい。

読者の皆さんはどうでしょうか。



現実社会ではなかなか声を大きくして
言い出せないかとも思います。



しかし、時には本当に怒りを表現しても
良いのではないでしょうか。


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20年前に2万人規模のリストラが行われた。

リストラされなかった人たちは
こう思っているのではないだろうか。

「職を失わずに給料が継続してもらえて良かった。
 家族、そして自分自身を守れて良かった。」

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またなけなしの蓄えを日産自動車の経営に期待して
株主になった人たちはどう思っているだろうか。

「日産自動車がつぶれなくてよかったよ!
 株主として配当をもらえ続けることができるし、
 またカッコよくて性能が良くて、
 庶民にも手が届く車を作り続けて欲しいな。」

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20年前にリストラされはしたけど、
弁護士を立てて訴訟を起こすなんてことをせず、
ただがむしゃらに必死に働いて
リカバリーを果たしている人たちは
どう思っているのだろうか。

「大変だったのは大変だったけど、
 必死に頑張ったおかげで前よりスキルアップしたし、
 またリストラされたらかなわんから
 もっと一生懸命働いている」

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ゴーン氏主導の大量解雇「必要だった?」 
リストラ男性が憤り

男性もそのうちの一人で、現在は無職。
雇い止め後はアルバイトで食いつなぎ、
生活保護を受けたこともあったという。

田井弁護士は「大量解雇は正しかったのか。
日産は、首を切られた労働者に
しっかり説明をする責任がある」と述べた。

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冗談なのか、
悪い夢を見ているのか、
筆者は何となく目が回る感覚を感じています。


リストラされてしまって
弁護士を立てて訴訟を起こすというところまで
思いつめてしまっている人々のことを、
本当にかわいそうだと思います。


多分、一生死ぬまでその境遇から
抜け出すことができないだろうから。


どの面を下げてこんなことを言っているのか。

「 生活保護を受けたこともある 」
というのをさもアンラッキーなように
仰っておられますが、

いや、そもそもその生活保護の原資は
我々のように必死に働いて
いやいやながらも納めた税金で賄われているわけで、

そりゃ、
回復が難しいケガをした、病気になった、
生まれ持って体に不自由があり、
働きたくても働けない、

そういう話なら喜んで助けたいとも思いますが、

リストラされても
首をつらずに生活保護で飯が食えたなら、
「むしろラッキー」だと思ってもらわないと、

必死に働いて税金をまじめに払ってる方からすると、


ちょっとね~!!
ふざけてんじゃねぇの!?


と思ってしまいますよね。

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結局のところ、
こういう種類の人たちは
(注「リストラされた人」ではなく、
20年経ってもグズグズ言い続けている人)

良いことにせよ悪いことにせよ、
何かの原因が自分自身の中にある、


つまり
「自己責任」
という発想が全く持てない人なんだろうな、
と思います。


リストラされたのは一体誰のせいなのか。
もちろん外的要因というのもありますが、

日産自動車の社員が全員解雇か?
というわけではありませんよね。

また、リストラ後20年も経っても
「不幸が継続している」のは
リストラされてしまった人たちが全員?
今でも無職で不幸のどん底?

そうではないと思います。



結局のところ、
・不幸に合わないように防御を高める、
というのも、
・不幸が重なって躓いたとしてもそこから立ち直る
というのも、

自分自身が主体なのではないでしょうか。

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筆者はカルロスゴーン氏を擁護するものではありません。

ただ、客観的な事実として
20年前の日産自動車はリストラが必要であったろうし、
そのリストラのおかげで大変な思いをした人もいる反面、

「かわいそうだけど、
 期間工の人たちに去ってもらって、
 本当に良かった」

と喜んでいる人も大勢いるわけです。


本日の記事のタイトル、

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない。


「コソ泥」
は会社を私物化して
マネーロンダリングを行って、
私腹を肥やした、
というゴーン氏ではなく、


上記の様に

リストラされてから20年もグズグズと、

誰かに助けてもらおうとばかりしている、

主体性のかけらもない、

周りの人間の時間や好意を少しずつ奪って、

感謝の心を微塵も持たない、

どうしようもない人

のことを指しています。



つまり、
カルロスゴーン氏逮捕から3か月、
マスコミの報道の80%
(注:数値は筆者個人の直感です…)
を占めた

・カルロスゴーンのリストラ=極悪非道の守銭奴
・リストラされた人=生活が大変、かわいそう
・株主でもないのに役員報酬が高いだのと
薄汚いヤジを飛ばす外野の野次馬

という論調に、インスパイアされて、
同調、影響されるべきではない。


こういう言い方をすると、
あまりに生々しく、
そして人によっては
毛嫌いをされるかもしれませんが、


あらゆる意味で
「貧しい」人の発想に
引きずられてはいけない。


つまり、くどいようですが、

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない。

そのように筆者は思います。


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当ブログは
「どうすればお金持ちになれるのか」
また、もう一歩進んで、
「どうすれば幸せな人生になるのか」
なんてことを、

僭越ながら筆者自身も改めて考え
皆さんと学びながら
進めていきたいと考えています。

コソ泥の発想にインスパイアされてはいけない




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