2018年9月15日土曜日

私は頭が固いのだろうか…?NHK「はじっこ革命・寄付について」を見て。

私は頭が固いのだろうか…?
NHK「はじっこ革命・寄付について」を見て。


全然理解ができませんでした。

寄付をしやすくするための仕掛けを色々と考える、
というような内容の話でしたが…

どう見てもSNSにアップする目的の、
関西弁で言うところの
「いちびっている」人ターゲットで、
その寄付の目的とするところ、

例えば
被災地を支援しよう、
低所得者を支援しよう、
ということは

ないがしろにしたような話だなーと感じました。


前半に「とある有名広告代理店のカリスマ」
なる人が出てきて、
「うをぉー!すごい面白そう!」
と思ったのですが…

所詮マスコミに載せる広告って、
その程度のものなんだろうな。
その人も決して愚鈍な人ではないんだろうけど、
大多数の大衆
(と思われる人たち、
 またはそういう人たちが考えていそうなこと)
に合わせると、こういう企画になるんだろうな。
すごく失望したような気分になり、

家内に
「これって、寄付として正しいのか?」
と熱く憤りをぶつけて、
「いやー、どうかなー」
と困り顔をされたり。


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以前、とあるテレビ(海外の企画の紹介)で
こういう実験をしていました。

「○○難民を支援しよう!」
と寄付を求めるプラカードを胸に付けた男性を
繁華街の歩道に立たせます。

何となく当然とも思うのですが、
大多数の人は見向きもせず、
通り過ぎるだけです。



ところが



同じ男性に
「○○難民は敵だ!
 協力して一人残らず追い出そう!」
とヘイトな内容のプラカードを胸に付けて
同じ場所に立たせると、

まじめにその男性に詰め寄って
説教をする人が想像以上に存在する。


そしてその後、その詰め寄った人に
こういうビラを渡します。

「どうか助けてください。
 あなたのその熱い心が、
 私たちの活動の手助けになる。」


だましたようなやり方かも知れませんが、
人間の内なる正義感に真正面から訴える。

そして本当に役に立ちたい、
誰かのために役に立ちたい、
そういう気持ちでこそ
寄付をするべきではないでしょうか。


誰かに見せびらかすつもりで寄付をした。
助けてもらった人がそのことを知ったとしたら、
どんな風に思うのだろうか。

背筋が冷たくなるような気がします。

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「 単純にあなたの頭が固いだけですよ。 」

そういわれるとそうなのでしょうが…

政治家だとか、テレビ番組を企画するプロデューサーだとか、
世の中の上流にいる日本人は日本人のことを
馬鹿だと考え過ぎていないか?
何となくそんな気がします。

世の中はノリとか雰囲気のみで判断する人間ばかりではない。
あんまりなめない方がいいと思うのですが。

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