「投資で資産を増やす」ためには、“増やすスキル”よりも“守るスキル”が先に必要です。
詐欺や危険な投資商品は年々巧妙化しており、「知識のない人から順に狙われる」仕組みになっています。
ここでは、誰でも使える 「投資詐欺・危険商品の見抜きチェックリスト」 を紹介します。
🚨 【投資詐欺・危険商品の見抜きチェックリスト】
✅ 1. 【リターン】「年◯%保証」「絶対に損しない」は100%ウソ
チェックポイント:
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「元本保証」「年利10%以上」「必ず儲かる」などの文言がある
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「銀行より安全で高利回り」と強調してくる
🔎 理由:
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リターンが高ければ、必ずリスクも高い。
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“保証”できるのは国債や預金保険だけ。
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「リスクゼロで高利回り」はこの世に存在しません。
→ 原則:
リターンを約束する投資は、すべて疑ってかかる。
✅ 2. 【販売者】「この人にしか買えない」「紹介制」には要注意
チェックポイント:
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「限定募集」「今だけ」「紹介者からしか買えない」
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「金融庁の登録がない業者」
🔎 理由:
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詐欺商品は“閉じたコミュニティ”で広がる(SNS・LINEグループなど)。
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正規の金融商品は、誰でも公式サイトや証券会社で購入できる。
→ 原則:
「限定・紹介・秘密」という言葉が出たら一歩引く。
✅ 3. 【透明性】説明が不明確、仕組みが理解できないものはNG
チェックポイント:
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「AIが自動で運用します」「仮想通貨で複利運用します」など、
仕組みがブラックボックスになっている。 -
具体的に「お金がどこで・どう運用されるのか」が説明されない。
🔎 理由:
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説明できないもの=説明したら信じてもらえないもの。
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投資は「理解できる範囲」でやるのが鉄則。
→ 原則:
仕組みが理解できないものには1円も出さない。
✅ 4. 【圧力・勧誘】“急がせる・煽る・群れで押す”は危険サイン
チェックポイント:
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「今申し込まないと間に合わない」
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「有名人もやってる」「みんな始めてる」
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「無料セミナー」「懇親会」などで感情的に盛り上げる
🔎 理由:
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詐欺の常套手段は「時間を与えずに判断させる」こと。
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正当な金融商品はいつでも冷静に検討できる環境を与える。
→ 原則:
「今すぐ」がつく投資は、必ず一度冷却期間を置く。
✅ 5. 【権威アピール】有名人・肩書・メディア出演を信じない
チェックポイント:
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「〇〇元銀行員」「有名投資家〇〇氏監修」「TVで紹介」などの宣伝
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芸能人やインフルエンサーが宣伝している
🔎 理由:
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詐欺師は「権威・有名人」を利用して信頼を演出する。
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本物の投資家は、“派手な広告”をしない。
→ 原則:
広告の派手さと信頼性は、反比例する。
✅ 6. 【出金リスク】「出金できない」「連絡が取れない」は末期症状
チェックポイント:
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「出金申請しても処理中のまま」
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「担当者が突然いなくなった」「サイトが消えた」
🔎 理由:
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典型的な“ポンジ・スキーム”(新規投資家の金で古い投資家に配当を出す)。
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いずれ必ず崩壊する。
→ 原則:
「入金は簡単・出金が難しい」投資は詐欺確定。
✅ 7. 【ライセンス】金融庁登録・運営会社情報を必ず確認
チェックポイント:
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金融商品取引業者の登録番号(〇〇財務局長(金商)第△△号)があるか?
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運営会社の住所・代表者・電話番号が実在するか?
🔎 確認方法:
👉 金融庁公式サイト
「登録業者リスト」:https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kindex.htm
→ 原則:
登録がない=違法業者=即撤退。
✅ 8. 【SNS型詐欺】「インスタ・X・LINE」経由の投資話は9割偽物
チェックポイント:
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「DMで投資指導します」「自動売買ツールで利益保証」
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「初心者でも月10万円」などの誘い文句
🔎 理由:
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SNS投資詐欺は年々増加。金融庁や警察庁も警告済み。
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正規の証券会社・投資信託は、DM勧誘を一切行いません。
→ 原則:
SNS経由の投資話には、関わらないのが最も安全。
🧠 最後に:本物の投資と詐欺の決定的な違い
| 項目 | 本物の投資 | 詐欺・危険商品 |
|---|---|---|
| 仕組み | 公開・理解できる | 不透明・説明できない |
| リターン | 変動する(保証なし) | 「必ず儲かる」と強調 |
| 勧誘方法 | 自己判断・公式窓口 | DM・電話・セミナーで誘導 |
| 登録 | 金融庁登録済み | 無登録または海外逃げ |
| 出金 | いつでも可能 | 遅延・制限あり |
✅ まとめ:これだけは守れば詐欺に遭わない3原則
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理解できない投資には絶対に手を出さない
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“保証・限定・急がせる”が出たら即離脱
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金融庁登録・出金可否を必ずチェックする

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